『私の小さなピアニスト』

8577_l[制 作 年] 2006年
[原    題] ホロヴィッツのために 
[英 語 題] For Horowitz
[監    督] クォン・ヒョンジン
[出    演]

オム・ジョンファ  → キム・ジス
シン・ウィジェ   → ユン・ギョンミン
パク・ヨンウ    → ピザ 店主
チェ・ソンジャ   → ギョンミンの祖母
ユン・イェリ    → ジスの同窓 
チョン・インギ   → ジスの兄
ヤン・コンニム   → ジスの兄の妻
パク・ヨンソ   → ピザ店従業員
    

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『私たちの幸せな時間』

421 [制 作 年] 2006年
[原    題] 私たちの幸福な時間   
[原    作] コン・ジヨン
[監    督] ソン・ヘソン
[出    演] 

カン・ドンウォン  → チョン・ユンス
イ・ナヨン    → ムン・ユジョン
ユン・ヨジョン   → モニカ修道女 
カン・シニル  → イ主任
チョン・ヨンスク  → ユジョンの母
キム・ジヨン   → パクおばあさん
チャン・ヒョンソン →ユジョンの兄 
チェ・ミョンス   → キム神父

*以下はネタバレになりますのでこれから観に行かれる方はご注意を。
 

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『ワイルドカード』

『ガン&トークス』からチョン・ジニョンつながりです。
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[製 作 年] 2003年
[原 題] ワイルドカード 
[英 語 題] Wild Card
[監 督] キム・ユジン 

[出 演] 
ヤン・ドングン   → パン・ジェス 刑事
チョン・ジニョン  → オ・ヨンダル 刑事
ハン・チェヨン   → カン・ナナ 
キ・ジュボン    → キム班長
キム・ミョングク  → チャン・チルスン 刑事
イ・ドンギュ    → ノ・ジェボン 

【ストーリー】
ある日地下鉄の駅で、女性の変死体が発見された。若手刑事ジェス(ヤン・ドングン)らが現場に駆けつけると、彼女の顔には鉄の塊のようなもので殴られた痕が残っていた。なんの関係もない人の命を、すれ違いざまに一瞬にして奪った"通り魔"は絶対に許せない・・・と、犯人への憎しみを胸にジェスは先輩のオ刑事(チョン・ジニョン)とともに捜査に乗り出した。しかしなかなか手掛かりがつかめない中、数日後、同じような凶器を用いた事件が再び起きる・・・
*****************************************
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『レディー・ゴー』『クァンキ』などの青春ドラマにも出演し昨年上映された『風のファイター』ではあの空手家大山倍達を演じたヤン・ドングンが若手の血気盛んな刑事を演じています。
ハンサムと言うよりはちょっと強面で指名手配写真にはもってこいの顔をしているのですが情けない顔や笑顔がなんとも言えずかわいく見える不思議な存在です。wildcard03そしてもう一人の強面、チョン・ジニョンもドングン演じるジェスのよき先輩として妻を愛し、子供を愛し、そして型破りではあるけれど刑事を天職としている男を好演しています。なんか日本の刑事物にもありそうな感じの設定、内容なので違和感なく楽しめる作品でした。
ジェスが日々アタックし続けている女性(実は市警の鑑識官)にはあの『秋の童話』でシネ役のハン・チェヨンが出演しています。wildcard06

物事に熱し易く猪突猛進型のジェスに対して冷静でいて凄みがあって情に厚いヨルダンのコントラストがいい感じです。特に銃の発砲についての是非を後輩であるジェスに語るシーンはチョン・ジニョンの存在感が光ってました。
出てくる暴力団員の名前がカルチ(太刀魚)・ノプチ(ヒラメ)・スンデ(腸詰)には笑った!

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『私の頭の中の消しゴム』その2

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こちらはかなりネタバレです。これから見ようと思っている方はスルーされた方がいいかもしれません。
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突然目の前に現われた小悪魔に心惹かれたチョルス。二度目の出逢いで小悪魔は天使となってチョルスの心に舞い降りた。

粗野で無口だけれどどこか心を惹きつけられてしまう。優しい言葉の一つも聞けそうに無いけど心がチョルスの優しさに感応する。スジンはためらいもなくチョルスの元に舞い降りる。

どこか懐かしいローションの香り。スジンにうえつけられたチョルスへの小さな記憶。
チョルスの手の温もり、チョルスの声、チョルスとの思い出、チョルスへの愛。消えるものなど無いはずなのに・・・

過酷な運命の悪戯はスジンの頭の中からその全てをひとつずつひとつずつ奪っていく。それも新しい記憶から失っていく。

昔の恋人の名前で見送られ、『愛してる』と言われながらも笑顔をスジンに返すチョルス。
少しでも長く自分との思い出をとどめて置けるように、スジンが不安にならないようにチョルスは家中に1000枚を超えるメモを貼り付ける。
『私の名前はキム・スジン。夫の名前はチョ・チョルス。』
『チョルスに会いたくなったら電話して。1人で怖くなった時にも電話して。』
『今履いている靴が左右同じか確認して。』
『いくら外に出たくても絶対一人で出てはダメ。必ずチョルスに電話する』
『スジン・・どんなに辛くても、大変でも、僕たちは一緒だよ。    ではここで、チョ・チョルスは誰の夫?』

ある時ふと我に返りスジンはチョルスの苦悩を知る。
限られた時の中でチョルスへの愛を綴るスジン。
あなたは今泣いているでしょう・・・?
どうすれば記憶の残っている短い間に私の気持ちの全部をあなたに伝えられるかしら・・・
どうか消えていく記憶の中で最後まで残っているのがあなたと過ごした日々でありますように・・・

そしてスジンはチョルスのもとを去った。

君の中から俺が完全に消えてしまう前に俺には伝えなければならない言葉がある。それを言えなかったら俺の人生には何の意味もない

スジンの記憶の中にはチョルスはまだいるだろうか・・・
スジンからの手紙を受け取りそこへ駆けつけるチョルス。

そして、神様の与えてくれたわずかな時間に感謝しスジンに言えなかった言葉を伝える・・・・

『愛してる』

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『私の頭の中の消しゴム』

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13日(火) 有楽町の読売ホールで開かれた試写会に行ってきました。

「私の頭の中の消しゴム」〜2004年 韓国
主演 チョン・ウソン ソン・イェジン
監督 イ・ジェハン
原作 「Pure Soul 〜君が僕を忘れても〜」

このタイトル、これはドラマの中で永作博美が演じた薫の『私の頭の中に消しゴムがあるの・・・』と言うセリフからきているのでしょう。内容も原作に近いつくりになっています。
にも拘らず、内容がわかっているにも拘わらず泣かされました。特にセリフに泣かされました。

チョン・ウソン演じるチョルスは無骨で無愛想でありながら限りなく優しく、繊細な心をもつ男。母親に捨てられたトラウマから愛に責任を持つことを嫌がるがスジン(ソン・イェジン)と出会い、彼女を愛した事で変わっていく。
スジンは上司との不倫の恋に破れたその日にコンビニ(ファミリーマート!)でチョルスと出会う。
この出会いのシーンはとても印象的でした。
そして再会、惹かれあい、愛し合う二人。でもその時すでにスジンの頭の中には・・・・・

チョン・ウソン、すっごくいいです!!久々にときめいてしまいました。
MUSA〜武士〜でも無骨な男を演じていましたがやはり、現代物の方がリアリティーがあり感情を移入し易いのかチョルスの言葉、心の動きに思わず涙してしまいました。
ソン・イェジンは『ラブストーリー』でも『永遠の片思い』でもあまり好きじゃなかったんです。
何となくお嬢様女優と言う感じがして・・・
だけどこの映画のソン・イェジンはこれまでのお嬢様的演技(ファンの方がいたらごめんなさい)ではなく、今まで見てきたソン・イェジンの中で一番良かったと思います。
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