休みがもらえて
風の音、草木が揺れる音、人間の足跡、車のクラクションなど、すべてが音楽に聞こえる彼は、音に導かれ、顔も名前も知らない両親にいつか必ず会えると信じている。ある晩、不思議な音に誘われるかのように、施設を抜け出した彼は、ニューヨークの大都会に辿りつく。実は、このニューヨークこそ、エヴァンの両親が出会い、愛が生まれ、悲劇が起きた場所だった。
~ 映画紹介より~
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「涙してください」「思いっきり感動の涙をながしてください」というキャッチコピーの割りには泣かされた部分は少ないけど、人の心を震わせ、人の運命をも切り開いていける力が音楽にはあるということを思わせてくれるような映画でした。
何故それほど泣けなかったかと言うとやっぱりあまりにも展開がおとぎ話チックで先が見えちゃうからかな。
でもそんな分かり切っている成り行きでもエヴァンの奏でる音楽が本当にステキで心惹かれてしまうんですよね。ほんの脇役で出ている子役のアーサー役のレオン・トマス・3世やゴスペルを歌う女の子の歌声も素晴しくって驚かされます。
両親のライラとルイスがたった一度の出会いで恋に落ち引き裂かれても愛し続けていることや、両親の才能を受け継ぎ天才的な音楽感性を持つエヴァンの待ち受けていた数々の出来事や、ラストで3人がニューヨークでめぐり合う事も一言でファンタジーだからと片付けてしまえばそれまでなんだけど、素直にただストーリーを追っていくと音の世界を通して起こる『愛の奇跡』としてさわやかな感動を与えてくれたことは確かです。
キャサリンは決して嫌いなジャンルの映画ではありませんでした。
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