『バラ色の人生』全24話
久々にドラマでチェ・ジンシルを見ました。月日の流れはつくづく感じましたが迫真の演技に心を強く動かされました。
病気がテーマで嫁姑、夫の浮気、父娘兄弟の確執など韓国ドラマの王道のような題材で見始めはあまりにもスニが憐れで、周りの登場人物にかなり苛立って見ていました。
家を出た母の代わりに弟や妹に母代わりとして学業もあきらめ働き続け、二人を立派に育て上げたのに煩がられたり、結婚してからは節約節約でつめに火をともすように生活して、子どもの為夫の為に尽くしているのに、夫には浮気をされ、姑、小姑にはいびられ、挙句の果てには離婚まで言い渡され、浮気相手の女を子供たちに新しいお母さんと呼ばせたりしてこれだけでも悲惨なのにさらに追い討ちをかけるように末期がんなんて・・・・
この顛末はあまりにかわいそうで腹が立ちましたよ
でも後半は打って変わって家族愛のお話しになっていくわけですが正直心のどこかでは「こんなに手の裏返したように・・・」って思いがない訳ではなかったです。でも、それ以上にソンムンの献身的な行動に心動かされて大号泣でした。妹のヨンイも新しい愛の行方にも目が離せませんでしたね。
相手役のナムグン・ミン君は「卑劣な街」ではちょっと嫌な役でしたがこのドラマでは一番の立役者で、暗くなりがちなテーマのドラマのなかで可愛くて、さわやかで、さらに男らしさも見せてくれてきっとお茶の間の株はかなり上がったことでしょうね。
コン・ユ君主演の『ある素敵な日』でもいい役だったみたいですよね。除隊後の演技に期待です
そしてこのドラマには全体的に『不倫』と言う第2テーマがありましたね。
スニの母が家を出たのも不倫、妹のヨンイは不倫真っ最中、ダンナも不倫、最初にこの家に入り込んできたミス・ポンも義父の不倫相手ですものね。このそれぞれの人たちの顛末もうまくストーリーに組み込まれていました。この姑たちの気の合ったオトボケぶりは憎めませんでしたね。最初の頃は嫌いでしたが・・・(笑)
それにしても病気が悪化していく過程でのチェ・ジンシルの演技はまさに迫真で見ているこちらも胃が痛くなるような感じでした。愛する子供たちの悪気のない一言がスニの心を傷つけ死ぬまで会わなかった事に疑問は残りますがやっぱりあれも愛情なんでしょうね・・・。幼い心に影を残さず優しいママのままで逝きたかったんでしょうね。
本当は出来ることなら命を失うことなくスニに再び「ばら色の人生」を与えてあげたかったな~。(まぁ、それじゃあ視聴率とれなかったと思うけどね )
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