『眩しい日に』
東京国際映画祭提携企画 コリアンシネマウィーク2007〜親子の絆〜 で上映されました。(主催は韓国文化院) 場所は渋谷のオーチャードホールです。
土曜日はは台風の影響で横浜の家を出た時には暴風雨。このままひどくなったら帰ってこれるのか心配でしたが今日一日のチケットなのでそりゃぁ行くしかないですよね☆
韓国でもこの春上映されたばかりのパク・シニャン氏久々の映画です。
[ストーリー] 身寄りもなく博打と喧嘩と女に明け暮れるチンピラのウ・ジョンテ。ある日いかさま賭博で警察に捕まったところにハ・ソヨンという見知らぬ女が現れてジョンテが子供(ジュン)と何日か過ごしてくれると言うならば被害者と示談に持ち込む上金も渡すと言う。子供など身に覚えのないジョンテだが条件を飲み釈放される。
ソヨンが言うにはジュンは近々外国に養子に出るのでそれまでに一度父親と暮らしてみたいといって聞かないという。
子供は勝手に男の子だと思っていたジョンテは目の前に現れた女の子の戸惑うが当のジュンはジョンテの元を離れようとしない。無条件にジョンテを慕うジュンにジョンテの心は次第に開かれていくがジュンにはある秘密があったのだった・・・。
愛情を受けたことも与えたこともないジョンテの中に芽生える不可思議な感情。そしてジュンが愛するパパに贈った物とは・・・・
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パク・シニャンの映画は『手紙』『約束』『インディアンサマー』『キリマンジャロ』『ホワイトバレンタイン』『犯罪の再構成』『4人の食卓』など何本か見てきましたがテンションの高さではこれが一番だったような気がします。
個人的な好みを言えばもう少し知的な役柄が好みなのですが…(笑)
普段のインタビューなどに見せるはシャイで静かな口調のパク・シニャンとは全く違うタイプの役柄を演じることは大変なのかそれとも隠れた自分の本性の一部が顔を出してくるのか是非本人に聞いてみたいものです。
そして子役のソ・シネちゃん。「Mr.主婦 クイズ王」でも可愛い演技を見せてくれましたが、この映画では主演のパク・シニャン以上にその演技はインパクトが強く涙も笑いも全て彼女に持って行かれてしまいました。
脇役には『冬ソナ』のヨングクことリュ・スンスがいい演技を見せてくれます。彼は『達磨よ遊ぼう』でも『スーパースターカムサヨン』でも一風変わった感じで面白い役者ですよね。『四月の雪』なんか寝たきりでした(笑)
粗野で卑屈な男が娘の見せるまっすぐな愛情にいつしか心を溶かし、自らも人に愛を与えることを知っていくというストーリーはこの映画祭のテーマ『親子の絆』にぴったりの映画ですね。でもこの映画、ラストにちょっとしたどんでん返しがあります。それはすごく意外と言うものではなく、『あ〜、これもきっと神様のお導きなのかもね〜』って思えるようなことですが・・。
エンドロールではソ・シネちゃんとイ・ジフンの歌う『』(知っていますか)という曲が流れますがこれがいい曲なんですね〜。一般上映された際には是非エンドロールまで席を立たないでいただきたいものです。
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コメント
あれ???
ボミ、Mr主婦クイズ王のどこに出てた??
ハン・ソッキュの子供???
....ああ記憶がミスタリィ。
投稿: sayaka | 2007/10/29 23:14
うん、うん、Sayakaさん。その通りですぅ
確かあの娘役の子が彼女だったと思います(^-^)
投稿: キャサリン | 2007/10/30 19:22