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『私の小さなピアニスト』

8577_l[制 作 年] 2006年
[原    題] ホロヴィッツのために 
[英 語 題] For Horowitz
[監    督] クォン・ヒョンジン
[出    演]

オム・ジョンファ  → キム・ジス
シン・ウィジェ   → ユン・ギョンミン
パク・ヨンウ    → ピザ 店主
チェ・ソンジャ   → ギョンミンの祖母
ユン・イェリ    → ジスの同窓 
チョン・インギ   → ジスの兄
ヤン・コンニム   → ジスの兄の妻
パク・ヨンソ   → ピザ店従業員
    

[ストーリー]

20世紀を代表する天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツに憧れ、一流ピアニストを目指したジス。夢半ばで破れ、失意の中ひとりソウル郊外に小さなピアノ教室を開いた。やがて近所に暮らす両親を亡くした孤独な少年、キョンミンが“絶対音感”の持ち主であることを知り、彼をコンクールで優勝させることでピアノ教師としての名声を獲得しようと野心を燃やすが…。
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今年になって2度も会うことの出来たオム・テウンのお姉さん・・・・というよりも韓国ではオム・ジョンファの弟、オム・テウンという感じなんですがね。

まぁ、ともあれこのオム・ジョンファにこの役はとってもはまり役でした。

気が強くって自分本位で我ままだけど情が深い。私はまだ『シングルス』と『ホン班長』とこの映画ぐらいしか彼女の作品を見ていないけれど三本ともがそんな感じの女性を演じているんですよね〜。で、結論から言えば結構好きかも♪

8577_o_2 ギョンミンを演じているのは子役というよりは一般人に近いお子さんらしいですね。実際に9ヶ月ピアノを習ったでけでコンクールに優勝してしまったという経歴の持ち主だそうです。だから確かに韓国には名子役が多いけれどその演技で泣かせてくれるあの子達と違って動きやセリフはちょっとぎこちない感じがします。それでもピアノを弾くシーンは目を見張るものがあるし、彼の演技で特に好きだったのがピアノを教えてくれるジスのことを愛しいママを見つめるように目で追っていたギョンミンの顔でした。

生意気で礼儀しらずのジスがピアノを奏でる姿を見て一発で恋におちてしまったピザ屋の主人を演じていたのはチェ・ジウの出演した映画『オルガミ』でマザコンの夫を演じたパク・ヨンウ。『永遠の片思い』ではテヒョン君がバイトするカフェのご主人役でしたっけね。このパクヨンウのしらじらしい笑いとジスを見守る優しさが良かったですね〜。

ストーリーには意外性はないけれどそれぞれの心の動きが丁寧に描かれていたんじゃないでしょうか。

人は誰でも誰かより優位でありたいと思い、自分の越えられなかった壁を生活環境や何かのアクシデントのせいにして自分を庇護しようとする。自分を認めてもらいたいと躍起になる。

ジスもまた名ピアにストになりたいという夢に破れ、友人たちとも疎遠になっていたときにギョンミンに出会い、自分の満足の為にギョンミンを育てて名声を得ようと考えていた。そしてその願いが今まさにかなうというときにギョンミンの過去の心の傷が原因で叶えられることが出来なかった。落胆しギョンミンに怒りをぶつけギョンミンを突き放すジス・・・。

この時のジスにいつもおちゃらけてるピザ屋のおやじが『ギョンミンを自分の満足の為の玩具にするな』・・・・みたいなことを言ってくれるんですよね。すご〜くベタなセリフだけどこの言葉でジスが変わっていく様が良かったです。

結構泣き所も多くて私かなり泣いてきました(笑)でも、『ここで泣け〜〜!』っって感じではないので胸焼けはしないと思います、ハイ。

映画の中で流れるピアノの曲もステキでした。特に『トロイメライ』はギョンミンにとっても音楽に目覚める曲になっていましたが、実はこの曲は私が生まれた時に両親が私の臍の緒を入れる為に買ってくれたオルゴールの曲だったので一瞬にして懐かしさに包まれてしまった訳です。

面白かったのがジスが友人の結婚式で弾いたウェディングマーチ♪あれじゃヴァージンロード歩けないよね(笑)

そして圧倒的だったのがラストの成長したギョンミンがコンサート会場で弾いたラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」

本物の天才ピアニストジュリアス・ジョンウォン・キムがキャスティングされて実際の演奏が流れました。う〜ん・・チェハ(春のワルツ)みたい!って思ったら実際あのドラマの音楽を手がけていたんですね。

クラッシック好きな方には音楽だけでも楽しめるかもしれません。もちろんあまり詳しくない人(私のように)でも聞き覚えのある曲ばかりだと思うので十分楽しめると思いますよ。

この映画なかなか良い映画なんですが上映している映画館が東京ではシネカノンのみ。神奈川では109川崎と横浜のシネマ・ジャック&ベティの2件というとっても限定された地域なんですよね。シネマートの『韓シネ』に行かれる方は多いと思いますが多分あの中の何本かよりは感動できる作品だと思いますのでお時間あればこちらにもどうぞ☆

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コメント

お久しぶりです。

私、この映画ちょうど「のだめ~」のあってるころにみました。
少年がすばらしいですね。
本当にひいてるのでしょ?

オム・ジョンファほんとぴったしの役ですよね。
私もこの作品お勧めだと思います。

投稿: carol | 2007/08/30 22:18

carolさんこんにちは~!
そうなんですよね、アレは彼が実際弾いていると言うんだから驚きです!

この映画のジスのイメージにオム・ジョンファがぴったり来ていますよね。
多くの人に見てもらいたい映画です。

投稿: キャサリン | 2007/09/03 12:10

キャサリンさん♪ こんにちはー☆
この映画私も 心の動きが結構丁寧に描かれていたかなぁ~って見ておりました。
大感動作とかではないかもですけど...こういう映画もいいなぁ~って...

キャサリンさんも書かれてますが、ピアノ曲あまり知らない私は あのウェディングマーチが一番印象に残りました(笑) でも終盤のギョンミンを旅立たせるシーン...オムジョンファさんの涙にツイ...泣かされたーて感じでした。

また、遊びにきまーす!

投稿: じゅん | 2007/09/04 06:17

じゅんさん、こんばんわ~!
ジスの思いやギョンミンのジスへの愛情が細やかに描かれていて想いが良く伝わってきた作品でしたね。
あのウェディングマーチは傑作でしたよね。
オム・ジョンファ一番の熱のこもった演奏でした(笑)

スケールの大きい映画ではないけれど心に優しさが沁みてくる感じです。

また、お立ち寄りくださいね。

投稿: キャサリン | 2007/09/04 21:36

Different people in all countries get the home loans from various banks, just because it's easy and fast.

投稿: DELANEY18ROSEANN | 2012/12/01 21:48

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□作品オフィシャルサイト 「私の小さなピアニスト」□監督 クォン・ヒョンジン □脚本 キム・ミンスク □キャスト オム・ジョンファ、シン・ウィジェ、パク・ヨンウ、チェ・ソンジャ、ユン・イェリ、チョン・インギ ■鑑賞日 9月8日(土)■劇場 109CINEMAS川崎■cyazの満足度 ★★★☆ (5★満点、☆は0.5)<感想> 近所では悪戯ばかりしている7歳の問題児キョンミン(シン・ウィジェ)と、ピアニストとして大成出来なかったキム(オム・ジョンファ)の出会いと別れ、そして再会を描いた映画。 実は... [続きを読む]

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