『夢精期』
【ストーリー】時代はソウル五輪があった1988年。思春期に入り性のことに興味津々の中学生ドンヒョン、ソック、サンミン、ヨンジェの4人組。夢精も始まり行き場の無い性欲を雑誌、鉄棒、マクワウリ、カップラーメンなど手当たり次第に処理する毎日。そんな時美人の教育実習生キム・ユリ先生がやってきた。その日から4人は先生のスカートの中を覗いたり、誰が最初に抱きつくかなどお馬鹿な賭けに闘志を燃やしはじめる。しかしドンヒョンは次第にユリ先生への淡い恋心を抱くようになるのだった。そして当のユリは高校時代に自分の担任だったコン・ビョンチョル先生に今もなお恋心を抱いているのだった・・・
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まぁなんと単刀直入のタイトルなんでしょうねぇ(笑)ちょうど日本のドラマで言ったら「毎度おさわがせします」みたいな感じなのかな。(知ってる人は年が分かる(~_~;))
寝ても冷めてのあっちのことしか頭にない中学生の男の子達のお馬鹿な実態と、その中の一人ドンヒョンの苦い初恋と成長記録。それに絡めてドンヒョンが恋心を抱くキム・ソナ演じるユリ先生の一途な恋の行方を追ったちょっとエッチで笑えるハートウォーミングコメディーです。
ユリの恋する先生はイ・ボムス扮するさえない数学教師。おしゃれには全然興味がなさそうで無精ひげも出てるし服装もさえない、あだ名は『汚いテリウス』
何故テリウスかって?これは当時日本のアニメ『キャンディ キャンディ』がすごくヒットしていて映画の中でもキム・ソナが生徒たちにせがまれて歌うのがこのアニメ主題歌ハングルヴァージョンです(笑)で、カッコいいというか綺麗な青年のことを『テリウス』と表現するのが流行っていたそうです。
でもこの先生は反対の意味で使われているわけで・・・。確かにヨレヨレの冴えない教師なんですがユリにとってはかけがえの無い人なんですね。でもビョンチョルにとってユリはいつまでたっても教え子の域を出ないのがユリの悩みの種。あの手この手を使って先生に接近しようと試みるのですが相手にされず教育実習も終わりが迫ってしまうわけです。
一方ユリへの思いが募るドンヒョンは先生に近づこうと花束攻撃を試みるもののうまく渡すチャンスがつかめず先生の側をうろつくばかり・・・そんな時ユリの想いに気付いてしまう訳です。このときのドンヒョンはたまらなく愛しかったですね〜。少年が恋の喜びと辛さを知ってちょっと成長する瞬間を上手に描いてました。ママに抱かれて泣く彼をキャサリンも抱きしめてあげたくなりましたよ。
自分のさえない姿を知っているだけにユリの気持ちに素直に応えられないビョンチョルと届かぬ想いにあきらめムードのユリ。ユリの為に必死になる四人組。さてさて結果は如何に・・・・・
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キャサリン的にはこの映画のイ・ボムスはヒゲをそったあたりから直球ストレートで好みです(笑)煮え切らなくて、女心が分かってないし本当にさえないけどこういうタイプに弱いキャサリンです。はははは・・・・
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