『マーダーボール』
事故で車いす生活を余儀なくされたアメリカ代表チームキャプテン・マーク・ズバン。ケンカがもとで不完全四肢マヒになったスコット・ホグセット、9歳にして病気で両手足を失ったボブ・ルハノらチームメンバーの活躍でアメリカ代表チームは世界大会を10連覇していた。しかし、2002年大会決勝で奇しくもカナダに敗れてしまう。カナダ代表チーム監督は、かつてアメリカ代表選手として活躍していたジョー・ソアーズ。家族との関係にも支障をきたすほどの情熱を競技に注ぎ、激しい闘志を剥き出しにする“裏切り者”ジョー率いるカナダから1位の座を奪還すべく、アメリカ代表は再びハードなトレーニングを開始する。(映画紹介より)
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まず、これは映画でなく実際に行なわれているドキュメンタリー作品です。
『マーダーボール』とは車椅子ラグビーのことだそうです。私はてっきり車椅子バスケットボールだと勘違いしていました。ウェルチェアーラグビーって言うのが本来の名前なんだそうですがそのゲームの過激で過酷であることから『マーダー(殺人)ボール』と呼ばれているそうです。
この映画は車椅子生活を余儀なくされた人たちがハンデを背負いながらもスポーツをすることによって自立していく姿を描いていると思ったら大間違い。
すごい!すごい迫力なんです!
体ごとぶつかり合って闘志を漲らせ、とてもハンディを背負った人たちとは思えないすごい試合を見せてくれます。
車椅子になってからここに至るまではきっと並々ならぬ自分との肉体的、精神的葛藤があったんだろうと思うけど現在の彼らからは微塵もそんな感傷的なものは感じられません。それよりも今の自分に普通の人以上の自信と誇りを持っているように見えます。
彼らの日常、親子関係、悩み、苦悩など結構赤裸々に語られているのですが全然暗い感じはなく、それよりも前向きに生きている彼達の強さに驚き、頷かされますね~☆
彼らの姿が同じような境遇にいる人たちの希望に繋がっていくエピソードもよかったし、ズバン達とジョーの雪辱戦も面白かった!意地の張り合いみたいな喧嘩腰の言葉が行き交っても子供みたいって思ってしまうのは私が女だからなんでしょうかね~。
人生は一方向だけに生きていくだけが幸せなんじゃないって思えちゃう作品です。
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コメント
キャサリンさん、ご無沙汰でーす
さすがマニアックなキャサリンさん(笑)この映画に着目するなんてね〜♪
私も見たけど迫力もあるし現実感もあるしドキュメンタリーとしておもしろく観られました
車椅子の障害者なんていう差別的な目線など馬鹿らしくなるほど前向きに生きている彼らの強さが羨ましく思えました。
そうそう、キャサリンさん腰の方は大丈夫ですか?
無理しないで頑張ってね〜(;^_^A
投稿: さくら | 2007/04/28 00:46
さくらさん、こんにちは~!
ご無沙汰しちゃってましたね~★
なんかね~、すごいなって思っちゃいました。
彼らは今の状況を全然悲観していないし、すご
く前向きに生きていますよね。
本当にあのポジティヴな精神にエールですね!
ご心配おかけしましたが腰はだいぶよくなって
ます。ありがとうございました~♪
投稿: キャサリン | 2007/04/29 10:28