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『天軍』

Opsds759[制 作 年] 2005年
[原    題] 天軍 
[監   督 脚 本] ミン・ジュンギ
[出    演] 

パク・チュンフン  → 李舜臣
キム・スンウ   → カン・ミンギル(北側)
ファン・ジョンミン → パク・チョンウ(南側)
コン・ヒョジン  → キム・スヨン 核物理学者
   

【ストーリー】Img_1 韓国と北朝鮮が共同開発した核兵器をアメリカに引き渡すことに反発した北朝鮮将校カン・ミンギルは物理学者と爆弾を持ち出し逃走。その頃巨大な彗星が彼らの上空を通り過ぎようとしていた。そして彼らを追跡した韓国軍のパク・チョンウ らともども、彗星の起こす突風にあおられ、なぜか1572年の朝鮮時代の辺境の村にタイムスリップしてしまう。そして、彼らがそこで出会ったのは歴史上の豪傑、李舜臣。若き日の李舜臣は武官の試験にも失敗し無為な毎日を送るつまらない男だった。そんななか、北の女真族が李舜臣たちを襲ってきた。このままでは、歴史が変わりかねない…。未来に戻るべきか、このまま残って李舜臣の命を救うべきか。南北の軍人たちは選択を迫られる。

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豊臣秀吉の行なった朝鮮侵略の際に水軍を率いて日本軍を二度に渡って撃破したといわれている実在の人物「李舜臣」を題材にしています。

まだ李舜臣が武科にも落ちダメダメ人間の頃に現在の南北両軍の兵士がタイムスリップしてきて彼と出会うという設定です。

う〜ん、なんとなく『戦国自衛隊』の韓国版といった感じでした。

200506190000081img2 韓国映画の特徴をそのまま引き継いで戦国もので殺戮シーンなどもかなりえぐい感じがするところもあるのですが、設定はSFチックであり、コメディータッチに描かれている部分も少なくないというビビンバのようにごちゃ混ぜな映画でした。

同じ朝鮮国民でありながら二国間で対立している兵士たちがこの異次元の地でだんだんと心を通わせていくところは『トンマッコル・・・』と共通な想いが込められているように思われます。

韓国では英雄といわれている李舜臣もまだ自らの人生に逃げ道ばかりを探していた頃にこのタイムスリップしてきた人間たちとぶつかり合いながらもだんだんと自分の成すべき事や進むべき道に方向性を見出していきます。

ただ、残念なのはパク・チュンフン、キム・スンウ、ファン・ジョンミン、コン・ヒョジンと結構芸達者な役者さんが揃っている割にはあまり魅力が感じられないような気がしました。この中ではファン・ジョンミンが一番役がしっくりきていたような気がしますね。もう少しタイムスリップがもつ意味やこの映画のコンセプトをはっきり描いていればよかったですかね。

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