『蟲師』
【ストーリ】今から100年前の日本には『蟲』と呼ばれる妖しき生き物たちがいた。彼らは時に人に取り憑き様々な厄災をもたらす。その蟲に引き寄せられるように旅を続ける一人の蟲師ギンコは蟲を見つけ、蟲と対話し、蟲を払うことで多くの人々を癒してきた・・・
********************
「ゲゲゲの鬼太郎」と見た目のキャラはかぶりますが、ウェンツではありませんあくまでもオダギリジョーですからお間違えなく・・・
「AKIRA」「スチームボーイ」を手がけた大友克洋監督の作品です。
漫画が原作でそれぞれ1話完結ものの中から何話かを合成してストーリーが作られているそうです。残念ながら原作を読んだことがないのでどんな話が繋がっているのかは分かりませんが・・・・
まだ電気が山奥まで届いていない時代。日本本来の湿気を帯びた自然の美しさがまだまだ残っている頃の話なんですね。闇はあくまでも闇であり人間の他にも『蟲』という生き物が共存していることを人間もまた普通に受け止めて生活してしている。ちょっと『陰陽師』みたいだけどあんなに人と敵対していないし戦いもなく淡々とした幽玄さがありました。
オダギリジョーのギンコはキャラがあっているのかどうかは分かりませんがオダギリファンとしてはらしくてよかったです。蒼井優の淡幽もたおやかで儚げであるけれど凛とした感じがすごく出ていて美しかったですね~。大森南朋の飄々とした中にも優しさがある虹郎もなかなか味がありました。
ストーリーはなんとなく解ったような解っていないような、良かったんだかどうなんだか実ははっきりしないんですが映像は景色にしても蟲の表現にしても『さすが!』って感じがしました。
巻物から這い出してしまった蟲の話を淡幽が長い箸のようなものでつまんでは封印するシーンは印象的だったですよ~☆
| 固定リンク
「映画(邦画・洋画等)」カテゴリの記事
- 『天使と悪魔』(2009.06.22)
- 『ルーキーズ~卒業~』(2009.06.05)
- 『グラン・トリノ』(2009.05.25)
- 『ファイト クラブ』(2009.05.12)
- 『レッドクリフ Ⅱ~未来への最終決戦~』(2009.04.27)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント