« 『サプライズ』 | トップページ | 『オー!必勝』(全16話) »

『パイラン』

200503_img_11

前記事の『サプライズ』でいつもカッコ悪い役で出演と言ってしまったコン・ヒョンジンの名誉挽回の為にこの映画を選択しました。

[製 作 年] 2001年
[原    題] パイラン(白蘭) 
[英 語 題] Failan
[原    作] 浅田次郎 「ラブレター」
[監    督] ソン・ヘソン
[出    演] 

チェ・ミンシク    → イ・ガンジェ
セシリア・チャン  → カン・パイラン
ソン・ビョンホ    → パク・ヨンシク 
コン・ヒョンジン   → ギョンス
キム・ジヨン  → クリーニング屋おばさん
    

Intro_titlethumb 【ストーリー】三流ヤクザで若いチンピラからも見下されているような男、カンジェ。ある日突然『奥さんが亡くなった』と知らせを受けるがカンジェには身に覚えのないことだった。弟分から以前にカンジェが金目当てで偽装結婚した相手だと知らされ一度も会うことのなかった妻の遺体を引き取りにパイランの暮らしていた小さな町を訪れる。

そこに残されていたものは部屋に飾られた小さなカンジェの写真と病と闘いながらも必死で働き、少しずつ覚えた言葉で書いた最期の手紙・・・カンジェへの感謝と愛情を切々と綴ったパイランからの「ラブレター」だった・・・

***************************

20060330_137756 この映画を最初に見たのは何年か前にテレビで放送された深夜映画だったと思う。最初はチェ・ミンシクが本当にだらしなくて猥雑で途中でやめようかと思ったくらいでしたがパイランが洗濯屋で働くようになってからは映画の中に引き込まれてしまいました。

洗濯屋の女を演じるのはドラマでもおばあちゃん役としてよく見かけるキム・ジヨン。この洗濯屋のアジュマが厳しい口調とは裏腹に優しいしいいですよね。冷たい水で洗っているにもかかわらず楽しそうに仕事をするパイランの純な心がそうさせたんだと思います。そして結婚した当のカンジェよりパイランに優しく接してくれたのが弟分であるギョンス。この映画でのコン・ヒョンジンの評価は高いです。パイランを励ましたりビデオを撮ってカンジェへのメッセージを語らせたりとパイランに小さな希望を与えてくれる役どころでした。

この映画の象徴となっている赤いスカーフをパイランに手渡したのもそのスカーフをして写っているカンジェの写真を手渡したのもギョンスでした。

パイランが死ぬ間際になってカンジェに残したラブレター・・・それは心をなくしかけていたカンジェに何かを感じ何かを目覚めさせてくれるような魂の叫びにも似た切なく悲しい手紙でした。

私には一度も会った事のない人をここまで愛せるかどうかは疑問ですがパイランの気持ちになってみたときに誰も知る人のいないこの国で形だけでも夫婦になることを認めてくれたカンジェに寂しさも、悲しさも、愛しさも全てゆだねているという支えだけがパイランの生きる原動力になっていたのかもしれません。たとえそれが何も語らない写真とスカーフだったとしても・・・

ラストはやっぱりそうなるか・・・・・と想像通りの結末を迎えますがギョンスの写したビデオの中のパイランは美しく微笑んでパイランの歌う歌声を聴きながらチンピラヤクザに殺されていくカンジェがすごく穏やかな顔をしていたことが救いといえるかもしれません。

|

« 『サプライズ』 | トップページ | 『オー!必勝』(全16話) »

韓国映画(は行)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/95449/13363312

この記事へのトラックバック一覧です: 『パイラン』:

« 『サプライズ』 | トップページ | 『オー!必勝』(全16話) »