『陽が西から昇ったら』
【ストーリー】 交通警官のキム・ボムスは、無免許運転で街路樹に突っ込んだ女子大生ナム・ヒョンジュを小学校の運動に連れて行き、即席の教習コースをつくって運転を教えたことをきっかけに親しくなる。
野球選手になりたかったが体格の為それを諦め、新たに野球審判になるという夢を持つボムスと女優を夢見るヒョンジュの間にはやがて愛が芽生えるが、夢を諦めきれないヒョンジュは、プロポーズするボムスを後に留学へと旅立つ。
3年後、プロ野球の審判になったボムスが審判を務める試合の始球式に大スターのユ・ハリンがやってきた。
そして、ユ・ハリンこそが、留学で夢を実現させたヒョンジュだったことを知る・・
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見るからに『いい人』という雰囲気をかもし出しているようなイム・チャンジョン。名前よりも『セックス イズ ゼロ』でハ・ジウォンと共演した人といったほうが分かりやすい(?)のかな。彼が恋するのは出会った当時は女子大生、再会したときには新進の女優となっていた典型的に美人顔のコ・ソヨン。この二人のハートウォーミング・ラブストーリーです。
『陽が西から昇ったら』というタイトルはバカボンのフレーズのパクリじゃありませんよ。原題を直訳しても『陽が西から昇るなら』なんだから。つまりありえないような話なんだけどじっさいにおこったらそのくらいインパクトがある嘘みたいな話ってことなのかな。
所謂典型的なパターンのラブ・ストーリーなんだけど出演陣がみんな好演技なんですね。女優ユ・ハリンをモノにしようとする若手社長にチャ・スンウォン。その秘書にイ・ボムス。ハリンのマネージャーには『ホテリアー』の料理長ことミョン・ゲナムと個性派揃いです。この社長、デートの手法が凝っていてハリンにも喜ばれるのですが、実は前の女にも同じことをやっていた事がバレたり、意地悪に思えたマネージャーが粋な計らいをしてくれたり、イ・ボムスはお得意のキャラでちょっと抜けた秘書を演じて主役二人の恋をすんなり行かせないことで見ているこちら側の心を引っ張ってくれます。
キム・ボムス役のイム・チャンジョンに一途で少し女々しくて優しい男の役がぴったり合っているんですよね。彼が最後に見せる男らしさはこってこてのラブストーリーだと分かっていてもニヤけてしまいます。すっごくいい作品!!って感じとは違うのですが結構好きですこの作品。
アイドルが出てる映画ばかり大々的に取り上げられがちですがこういう韓国映画も多くの人に見ていただきたいですね。『韓国映画って誰かが死ぬか病気かでしょ』とか『また御曹司モノ?』って問われる人にぜひこういう映画もあるってことを知ってもらいたいですね。
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