『家紋の危機』
昨日の『チョナンカン2』にこの映画の監督さんが出演なさっていましたね。日本は初来日だったようですが喋る言葉と車の走る方向が反対なだけで街や風景はとても似ているとおっしゃっていました。日本にも自分の映画のファンがいることをとても喜んでいらっしゃいましたね。
11月18日の全国ロードショーに先駆けて、東京国際映画祭・コリアン・シネマ・ウィークの出品作品として上映されました。
[制 作 年] 2005年
[原 題] 家門の危機−家門の栄光2 − 2
[監 督] チョン・ヨンギ
[出 演]
シン・ヒョンジュン → チャン・インジェ
キム・ウォニ → キム・ジンギョン
キム・スミ → ホン・ドクチャ女史
タク・チェフン → チャン・ソクチェ
コン・ヒョンジン → ボン検事
イム・ヒョンジュン → チャン・ギョンジェ
チョン・ジュナ → チョンミョン
キム・ヘゴン → ユン・ドシク
チョン・ホビン → チョ・グァンギ
シニ → スンナム(次男の妻)
以下はネタバレです。(ご注意を!)
【ストーリー】
ヤクザの名家の女親分・トクチャは息子達に自分の還暦までに長男インジェの嫁を連れて来るよう命令を下す。
そんなある日、長男のインジェが何度目かのお見合いを断ったそのホテルで初恋の女性にソックリの女性に恋をする。が、彼女は検事、それもヤクザを取り締まり検挙するのが仕事だった。検事とヤクザいう不釣合いの2人はお互いの職業を隠したまま恋におちるが彼女が正体を明かしたことでインジェの心には変化が・・・。果たして2人は結ばれ“家門の危機”を乗り越えることができるのか…。

そんなある日、長男のインジェが何度目かのお見合いを断ったそのホテルで初恋の女性にソックリの女性に恋をする。が、彼女は検事、それもヤクザを取り締まり検挙するのが仕事だった。検事とヤクザいう不釣合いの2人はお互いの職業を隠したまま恋におちるが彼女が正体を明かしたことでインジェの心には変化が・・・。果たして2人は結ばれ“家門の危機”を乗り越えることができるのか…。
*****************************
『大変な結婚』(家紋の栄光)の続編として作られてはいますが内容は全く別物です。ただところどころに前作の匂いを漂わせているところが何点かありました。


前作とは監督が違うのですがなかなかにくい演出ですよね。
この映画、昨日のチョナンカンでも監督が語っていたようにヤクザ映画ではありますが暴力シーンはあまりなく、立場の違う二人の男女がそれぞれ自分の大切なものを犠牲にしてでも愛を貫いていく話です。そして家族の絆、母の思いや愛情も色濃く描かれている作品です。
しかしコメディーであることは間違いなく冒頭から大爆笑です。キム検事を助けたチャン・インジェがある部分を吐こうとした彼女に掴まれ骨折をして救急車で運ばれるのですが、かなりセクシーな医者から『アレは骨折じゃなくて裂けたって言うのよ』って言われたりその保護のための装着する器具をつけている姿など笑わずにはいられませんでした。

そしてコン・ヒョンジンが最初やけに正統派な検事役で登場したから絶対何かあると思ってみていたのですがだんだんと変わっていく様も「やっぱりね」って思えちゃいますね(笑)
ここでもキム・スミ女史の存在感はあっぱれです。あの声といい喋り方といい迫力といいヤクザの女ボスにはうってつけの風貌なのに実にいい母心を表現していてこの映画では彼女の言葉に泣かされました。その嫁役にはこれまたコメディーでは欠かせないシニがまたあの喋りで登場しますのでこの映画のキーマンかもしれませんね。
私の好きなジャンルの大爆笑なのにちょっと泣かされる面白い映画ですので韓国コメディーが好きな方はぜひ劇場でどうぞ!
| 固定リンク
「韓国映画(か行)」カテゴリの記事
- 『光州5・18』(2008.05.24)
- 『カンナさん大成功です』(2007.12.10)
- 『クライング・フィスト(泣拳)』(2007.04.02)
- 『頑張れ!クムスン』(2007.02.07)
- 『家紋の危機』(2006.11.04)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
キャサリンさん、こんばんは。
私もこれ見ましたよ~。
めっちゃ笑いました。
虎の刺青うけました~~~~
全員そろわないと虎にならなんですもの(爆)
「大変な結婚」の続編だということ今知りました。
ストックの中にあるのでみなきゃ。
「家紋の復活」も楽しみです。
キャサリンさんのblog,私のHPとblogにlink貼らせていただきます。
投稿: carol | 2006/11/05 23:08
carolさん、こんばんわ~☆
『大変な結婚』の方も面白かったですが
こっちの方がコメディー性かつ家族愛性
も強く面白かったです。
『家紋の復活』もぜひ見てみたくなりました。
リンクを張ってくださるなんて嬉しいです。
こちらからも張らせていただきますね。
投稿: キャサリン | 2006/11/07 00:13
キャサリンさんこんにちは。
あれ、この前コメント残したつもりが消えちゃってました^^;
ソクラテスの誘惑に負けそうになりながら見たのはこの映画でした!
面白かった~☆全編笑い通しでした^^
あのレントゲン写真のくだり、笑わずにはいられませんでしたね!
ピアノの弾き語りが、前作と同じだったなんて全然気づきませんでした。あのおマヌケな先輩検事にも笑えたわ~。
そしてちょっぴりじーんと来てからのハッピーエンド。もう私の大好きなパターンでとても楽しめました♪
投稿: スーザン | 2006/12/09 15:24
スーザンさんこんばんわ!
これ観たんだぁ!!
面白いですよね、この映画☆
シンヒョンジュンはこんな役が合っています。
そう!あの曲はキム・ジョンウンが歌ったのと同じ曲なんですよ。
コン・ヒョンジンも思惑通りのかっこ悪さで笑わせてくれましたね。
オンマの優しさにじわっときたり笑えたりで私も好きなパターンです(^^)
投稿: キャサリン | 2006/12/10 03:39