『サッド・ムービー』
恋に不器用な消防士と、彼の危険な仕事への不安を抱えながらもプロポーズを待っている彼女。未来の見えない生活に疲れ恋人への愛に終止符を打とうとする女性と、彼女の心をつなぎとめようと“別れさせ屋”を始める彼。 初恋の相手を見つめる耳の聞こえない少女と、彼女のことが次第に気になり始める絵描きの青年。病に倒れたキャリアウーマンの母親と、懸命に母を守ろうとする息子。8人分の想いが交差しながら進んでいく「別れ」への物語。彼らは大切な人のため、それぞれの道を走り出す…。
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キム・ソナやイ・ヒョヌ、キム・スロ、コンユ君などが出演した『Sダイアリー』のクォン・ジョングァン監督の第2作目の作品です。
4組のオムニバス形式のお話だとばかり思っていましたがそれぞれがどこかで繋がっている4組の物語でした。
イム・スジョン演じるスジョンは火事のときに命がけで妹を助けてくれた消防士ジヌに恋をする。助けられた妹スウンはその時の火傷が頬に残っている上に聴覚障害者。スウンは着ぐるみを着て遊園地で働くパレード団員をやっていた。 そのスウンが恋したのは遊園地で肖像画を描いている青年サンギュ。彼も着ぐるみ姿のスウンに興味を抱くものの素顔を見せてもらえないことを気にしていた。スジョンとジヌが仲良く買い物に行くスーパーのレジにいるのはスッキョン。彼女には3年間プータローの恋人ハソクがいるがハソクの進歩の無さに呆れかけていた。ハソクはつれない態度の恋人の心をもう一度取り戻そうと「別れさせ屋」を商売にして生計を立てようと考え付く。
その別れさせ屋の仕事中にハソクは母親が仕事で忙しくなかなか自分を見てくれないことに寂しさを感じていた少年フィチャンと知り合いになる。そのフィチャンの母親は余命いくばくも無い病に冒されていた・・・
と、まぁこんな風に全くの他人ではあるがどこかで接している4組のそれぞれの相手との別れを描いた作品でした。
エピソード的には遊園地のシン・ミナとイ・ギウのお話が切なかった。シン・ミナがすごく可愛くて且つきれいでしたね〜。辛かったのはやっぱ親子の別れかな。子供を持つ親としてはたまらない!愛する者を置いていかなきゃならない悲しみとこれからも強く生きて言って欲しいと願う親心を勝手に自分とオーバーラップさせてしまいました。
この僕ちゃんが可愛くってね〜(涙)
テヒョン君のパターンは結局自分への仕事を依頼されてしまう別れなんだけど彼女に新しい恋人が出来たというのは嘘で、心から彼が嫌なんじゃなくてこのままでは二人とも前に進めなくなりそうだった為にした選択だと勝手に想像してます。彼女が働くスーパーのところでガラスに映った自分に向かって別れ話をするテヒョン君、なかなか切ない演技でした。
ストーリーのメインだったチョン・ウソンとイム・スジョンの話はストーリーよりもチョン・ウソンの魅力に目が行ってしまってこんな視線で見つめられたらファンはたまらないだろうとか消防士姿もいい!なんて思ってみてしまったので気づいたら感動しそこなってしまいました(残念!)
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最近オープンした川崎のラゾーナ内の109シネマズで鑑賞。平日の昼間のせいか、まだこの映画館の存在があまり知れ渡ってないせいか観客は私と友人のほかにあと8名ほど・・・。ほぼ貸し切り状態でした(笑)
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コメント
初めましてですよね?
私たち夫婦も韓国ドラマにハマってはや数年(笑)
うちのテレビも最近日本語を忘れているようです(笑)
韓国ドラマや映画の情報がたくさんあって参考になります。また遊びに来ます。
投稿: 夫婦でデート | 2006/11/17 15:48
夫婦でデートさん、はじめまして。コメントを入れてくださってありがとうございますm(__)m
韓国映画が好きで自分なりの好みで好き勝手に書いてますのでお役に立つかは分かりませんがこれを期にまたお立寄りくださいね。
ご夫婦で共通に楽しんでいるなて羨ましいですね〜♪
投稿: キャサリン | 2006/11/18 01:14