『風の伝説』
女刑事ヨンファは、署長の妻をたぶらかしている男の身辺捜査を命じられる。容疑者は自称芸術家のダンサー、プンシク。現在入院中の彼に、ヨンファは患者を装って潜入捜査を開始。やがてヨンファは彼の過去を聞きだすことに成功する……それは、純粋すぎるほどにダンスを愛する男の物語だった……。
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潜入捜査員としてプンシク(イ・ソンジェ)に近づいた女刑事ヨンファ(パク・ソルミ)が話を聞いていくうちに次第とプンシクに心引かれ自分もダンスの世界に足を踏み入れるようになるリます。
まず、プンシクがダンスのの世界に入り込むその瞬間のエピソードかおかしいです。 なんと言っても口達者でお調子者のダンス教師マンス役がキム・スロです。想像しただけでも笑いが出てきますよね。
ダンスには全く興味のなかったプンシクがある事件がきっかけでマンスにそそのかされてダンスのステップをひとつ踏んだだけでそこに大きな風が吹いてきます。それは人生を変える心に吹いた大きな風でもあったわけです。そのとき以来プンシクは寝ても冷めてもダンスのステップを踏む事に夢中になっていくんですね。そしてプンシクがダンスを踊りたい一心で家庭が崩壊したり、ジゴロのようになっていく過程などをヨンファに話していきます。
そしてヨンファもプンシクの話に心が動き、」たった一歩のステップを踏んだとたんに今までの味気なかった毎日が嘘の様にダンスの世界に心を奪われてしまいます。
プンシクがダンスを学んでいく課程で出会う先生たちのエピソードや、ダンスホールでジゴロのようになっていく過程など結構面白く描かれていました。
それにしてもイ・ソンジェのダンスはすごい!本格的に習ったんだとは思いますが本当に上手です。相手になる署長の妻役の人もマジ上手でした。(ミュージカルとかも舞台でやっているそうです)
ストーリーは結局プンシクはつかまり服役し、出所後は姿を消してしまいます。それを刑事をやめてダンス講師となっていたヨンファが探し再びプンシクにダンスを取り戻させるような感じで終わります。
で、感想はといえばダンスはすごくよかったんだけどいまいちピンと来なかったんです、私には。面白くない訳でもなかったんですがなんとなく心に響くものがありませんでした。パク・ソルミはチェリンのイメージとは全く違ってすごくかわいく思えたんだけどな〜
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