『シン・ソッキ・ブルース』
【ストーリー】
「シン・ソッキ」同じ名前を持つ二人の弁護士。
一方のシンソッキ(イ・ジョンヒョク)はM&Aを専門とするやり手の弁護士。顔もスタイルも超一流、でも性格は最悪だ。彼に恋する受付嬢(キム・ヒョンジュン)を誕生日プレゼントをくれたというだけで一夜を過ごし紙くずのように捨てるような男。
もう一方のシン・ソッキは金にならないような仕事ばかりしている三流弁護士。来る依頼も国選ばかりでお金もなく顔もスタイルも人並み以下で虚弱体質といういいとこなし。しかし何気に周りの人からは好かれていた。
あるときこの二人が乗り合わせたエレベーターが事故を起こし揃って病院に運ばれる。意識を取り戻したやり手の方のシン・ソッキは鏡を見て錯乱状態に。その風貌は今までの自分とは似ても似つかないシン・ソッキだった。
醜い男に代わってしまったシン・ソッキはひょんなことから自分が捨てた女の弁護を引き受けることになるのだが・・・・・
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まずはイ・ソンジェの特殊メークに驚かされます。私にはどうしてもやせ気味の「斉藤清六」にしか見えなくて(笑)でもこのコメントある一定の年代の方にしか分からないかもしれませんがね(爆)
相手役のキム・ヒョンジュンはヨンハ君の「クリスマスに雪が降れば」とかソン・スンホンの「ホワイトクリスマス」、ドラマでは「波乱万丈ミス・キムの10億作り」でさわやかな明るさを見せてくれている女優さんですね。
物語はこの彼女と見た目はダメダメ弁護士のシンソッキ(心はやり手のシン・ソッキ)とのおかしなラブストーリーなのですがちょっとあまりにもこのイ・ソンジェ扮するシン・ソッキが滑稽でね〜。もう少しかっこ良くなっていくのかと思っていたんですが最後までこの姿のままだったんであまり感情移入が出来ませんでした。 可笑しくもあり微笑ましくもあり、だんだんジニョンがソッキに惹かれて行く過程もなかなかいいんですがやっぱもう少しかっこよく変身していって欲しかったな〜・・・というのが率直な意見です。
でもまぁさらっと笑えるラブコメにはなっていますので時間があるときにでも見てみるのもいいんじゃないでしょうか。
脇役のシニやキム・チャンワンがいい感じに絡んでくるのが面白かったです。やり手のシン・ソッキを演じたのは『マルチュク青春通り』で風紀部長の役をやった彼ですね。『グリーンローズ』や12月に公開される『ミスターソクラテス』に出ています。『ミスターソクラテス』の彼はなかなかいいですよ!
それにしてもイ・ソンジェは『風林高』『氷雨』『エンジェルスノー』『デイジー』『公共の敵』『風の伝説』などなど多くの作品を見てきましたが、変幻自在というかあまり強い個性があるという訳じゃない故にこんな変身ができるのかもしれませんね。
みんな同一人物ですから・・・
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