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『王の男』

Top 有楽町読売ホール【特別試写会】にて観て来ました。

10月21日からの「東京国際映画祭」でもこの映画が招待作品として上映されるようです。

一般公開は12月から。(下記「ちょこっと情報」参照)

[制 作 年] 2005年
[原    題] 王の男 
[脚    本] チェ・ソクファン
[監    督] イ・ジュニク

[出    演] 

カム・ウソン   → チャンセン
チョン・ジニョン  → ヨンサン王
カン・ソンヨン   → チャン・ノクス
イ・ジュンギ    → コンギル
チャン・ハンソン → チョソン 
ユ・ヘジン  → ユンガプ
チョン・ソギョン  → チルドゥク
イ・スンフン   → パルボク

*以下ネタバレです。*

     

【ストーリー】

B2bdd296_ounootoko 16世紀初頭。固い友情で結ばれたチャンセンとコンギルは、国一番の芸人になるために、漢陽にやって来た。時の王・燕山君のよからぬ噂を聞きつけた2人は、それを皮肉った芝居を演じて大人気を博す。しかし2人は捕らえられ、王が芝居を見て笑わなければ死刑だと言い渡される。コンギルの美しさに魅入られた王は、達者な演技に爆笑し、彼らを召抱える。それは、歴史をも変える悲劇の始まりだった…。

******************************

やはり話題になった映画だけあって面白かったです。

時の王、燕山君と図らずも王のお抱え芸人となってしまったチャンセンとコンギルがその為に人生を狂わせて行く悲劇です。暴君と呼ばれた燕山君(ヨンサングン)ってチャングムのお父さんを殺した張本人ですよね。この映画でも母親を毒殺されたことのトラウマがこの暴君を作り上げた根底に流れています。

そして女よりも美しい旅芸人コンギルをめぐるチャンセン、王、王の側室ノクスの人間模様が映画の軸になっています。

内容は詳しく言いませんがカム・ウソン演じるチャンセンの抑えた演技の中の強さ、イ・ジュンギ演じるコンギルの美しさと妖艶さ、チョン・ジニョン演じる王の弱さと狂気は見る者の心を動かします。

チョン・ジニョンは私の好きな映画に多く出ているんですね、なぜか。「ガン&トークス」然り、「達磨よ、遊ぼう」「達磨よソウルへ行こう」然り、「ワイルド・カード」然りと。個性派という言葉がぴったりくるような俳優で各映画の中でもスパイスのような存在感があります。

王の側室のクスを演じるのはカン・ソンヨン。「Happy Together」や「彼女は最高」などに出ていますが美しく、セクシーで雰囲気のある女優さんですね。

Img67f4488aepk6q7 この映画の中では王の寵愛を一身に受けていたはずが男であるコンギルに王が心まで奪われてしまったことが許せず、コンギルに対して一計を謀る悪女を演じます。しかし彼女はまたこの暴君の一番の理解者だったように思われます。結局最後の時を王とむかえるのですから・・・

「王の男」というタイトルどおり同性愛思考を思わせる部分もありますがコンギルがあまりにも美しくて男とか女とかを超越してしまっているのでそんな印象は受けませんでした。チャンセンがコンギルに感じている感情、コンギルがチャンセンに寄せる思いも限りなく男女の愛に近い人間愛のように感じました。

韓国の伝統的な踊り、音楽、口上の類や衣装や背景、風景に至るまでとてもよく表現されています。イ・ジュンギやカム・ウソンが見せる綱渡り芸は緊迫感を出すように本当に修行したようです。緊迫感があり思わず手に汗にぎり見入ってしまいました。ラストの二人には感動!ですよ。

この映画でイ・ジュンギが一躍スターダムにのし上ったのも解る気がします。そしてカム・ウソンの演技にも拍手を送りたい。

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コメント

キャサリンさん、お久で~~す!
見に行かれたんですね~、王の男。いいな~。
前評判通り面白かったんですね~。
美しいイ・ジュンギや個性的なチョン・ジニョンの演技、早く見てみたいです!
公開が待ち遠しいわ♪

話は変わりますが、「ミスターソクラテス」もお正月公開の噂がちらほら出てますね!
いよいよですかね~♪♪♪

投稿: スーザン | 2006/09/02 22:01

スーザンさんおはようございます~!
時代も乗って得て不得手があるかもしれませんがね。
私はストーリーに関しては超感動とかは実はなかったのですがそれぞれの役者さんの演技に心惹かれました。

Mrソクラテスは『ちょこっと情報』にも載せましたがまだ公式ページが作られている最中なんです。でも上映決まって嬉しいですね。

投稿: キャサリン | 2006/09/03 09:30

キャサリンさん、スーザンさん、あんにょん♪
時代物って確かにラブコメ等とは違って感情入れて見ずらいかもしれませんね!
私も時代物得意ではありません。
暴君王の悲しみや、コンギルとチャンセンの心の動きが見れましたね。
綱渡りは本人がやったの!?凄い!やはり緊張感が違いますね
イ・ジュンギさんキレイ!女形にピッタリって感じです。
今「マイガール」見てるのですが、私は個人的に髪短い方が良いかも!

投稿: 青き星 | 2006/09/20 08:57

青き星さん、こちらにもありがとうございます。
時代物ではありますがこの映画は戦いとか政治とかが描かれているわけではなく人間の愛や執着らしがらみ、愛憎などを書く人物に照らし合わせて描いていたように思われます。
コンギルとチャンセンの命を掛けた綱渡りは悲しくもありましたが二人にとっては至福の時のように見えました。
12月の公開時には多くの方に観てもらいたいものです。賛否両論も聞いてみたいですね。

投稿: キャサリン | 2006/09/23 15:52

キャサリンさん、こんばんは。
「ホテル・ヴィーナス」でまだ少年だったイ・ジュンギが、こんなに美しく成長していたり、
今までちょっと頼りない役のイメージを持っていたカム・ウソンが、とっても骨太な男臭い役だったり、
チャン・ジニョンは相変わらず個性的で、カン・ソンヨンは「彼女は最高」のイメージとはまたガラリと違った感じだったり、そのほか脇を固める方々も、皆が本当に「良い仕事」をしている感じが、とても良かったです。
ストリー展開も「韓国物」が苦手な人にも、大丈夫な気がしました。

投稿: aki | 2006/12/14 02:51

すみません。
違う記事のTBを送ってしまいました。
改めて「王の男」TBさせていただきますので、
間違った方削除してください。

投稿: aki | 2006/12/14 23:32

akiさん、こんばんわ~♪
TB削除しておきました。

ジュンギ君は『ホテルヴィーナス』でのボウイは確かに少年っぽかったですがここ数年ですっかり男らしくなってますね。 
主役の3人も脇を固める俳優陣も皆存在感がありよかったです。
カム・ウソンはどちらかといえば優しい顔立ちですがこの役では髪もボサボサだし顔にも傷を作って男くさい感じがしましたね。

またお邪魔させていただきますのでどうぞこちらにもお立ち寄りくださいね。

投稿: キャサリン | 2006/12/15 19:58

キャサリンさん♪ こんばんは!
プチご無沙汰です。 お身体大丈夫でしょうか?
年末は何かとバタバタで疲れが溜まりますよね...

この記事...探しました~♪ キャサリンさんがご覧になってないワケないのになぁ~って...早いですね~♪ 私はこの映画ヨンサングン絶賛で大満足でした。今年一番かも!ってくらい共演も良かったです。
また、遊びにきますね!

投稿: じゅん | 2006/12/27 00:39

じゅんさん、おはようございます。
お陰さまでぼちぼち回復してきました。

『王の男』結構早くに試写会で見ていたので
探してコメントを入れてくださってありがと
うございました。

ヨンサングンはいつも悪政の象徴みたいに描
かれることが多いだけにこの映画のように心
情に迫ったものはなかなか見受けないので、
すごく新鮮でしたし心情的なものを共感でき
るように見せてくれた映画のように思いまし
た。

じゅんさんの感想読楽しみに読ませてもらい
ます。ではまた、そちらで・・・

投稿: キャサリン | 2006/12/27 09:33

キャサリンさん、こんばんは!
今頃「王の男」を見ています。レンタルDVDが来なくてー(笑)
キャサリンさんがエンディングをどう思ったのか気になってきちゃいました。
私もこのエンディグ好きなんですよ。
ここで終わり?という人もいるけど、私はこの映画のこのエンディング好きだったなぁ~。

投稿: so-so♪。 | 2007/11/12 00:21

so-so♪さん、こんにちは~!

来てくださってありがとうございますぅ☆

ラストは私もあんな感じで良かったんじゃないかと思ってます。
何がどうって白黒はっきりさせるより見ている側の受け止め方の違いがあるような終わり方で私は好きだな~。

投稿: キャサリン | 2007/11/12 15:56

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