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『グエムル −漢江の怪物−』

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[制 作 年] 2006年
[原    題] 
[英 語 題] The Host
[脚    本] ポン・ジュノ
[監    督] ポン・ジュノ

[出    演] 

ソン・ガンホ    → ガンドゥ
ピョン・ヒボン   → ヒボン
パク・ヘイル   → ナミル
ペ・ドゥナ    → ナムジュ
コ・アソン    → ヒョンソ
   

【ストーリー】Photo_07

ソウルの中心を流れる漢江(ハンガン)の河川敷。ある日、民衆が憩うその河川敷に突如出現した正体不明の巨大生物。多数の見物人を襲って姿をくらましたこの怪物「グエムル」に、河川敷で売店を営むパク一家の孫娘ヒョンソがさらわれてしまう―。
韓国政府は「グエムル」が致死性のある危険な伝染病ウィルスの宿主だという声明を発表、厳戒令を敷く。ヒョンソの生存を信じる、一家の長男であり父親のカンドゥは、妹のナムジュ他家族全員で<グエムル>に立ち向かう―。

**********************************

『吠える犬はかまない』『殺人の追憶』の監督、ポン・ジュノの作品です。

Photo_02 『吠える犬は噛まない』からぺ・ドゥナ、ピョン・ヒボン、『殺人の追憶』からソン・ガンホ、パク・ヘイルが今回もキャスティングされていますね。

韓国では多分初めてと言っていいほどだと思いますがモンスターパニックとそれに戦いを挑む人たちの物語を描いたSF作品です。

スタッフにも『ロード・オブ・ザ・リング』『ハリーポッター』『メン・イン・ブラック』『ジュラシックパーク』などの特殊効果や特撮映像、造形美術を手がけた面々が協力しているようです。

しかしそこは韓国映画、ハリウッドのSFモンスター映画とはやはり趣の異なる映画に仕上がっています。

少しオツムの足りない親父のガンドゥ(ソン・ガンホ)。そんな息子をしかりつけながらも優しく見守る父親ヒボン(ピョン・ヒボン)。ガンドゥの弟で少し皮肉屋のナミル(パク・ヘイル)。妹で国体のアーチェリー選手ナムジュ(ぺ・ドゥナ)。そしてその家族に心から愛されているガンドゥの娘ヒョンソ(コ・アソン)。この家族の愛が中心になっています。まとまりのなかった家族がヒョンソが怪物にさらわれた事がきっかけで『ヒョンソを救い出す!』という一念でひとつになっていきます。そして政府という大きな組織のいい加減さ身勝手さ、それに翻弄される人々、反米感情などを織り込んで最終的には自分達が自分達を守っていかなければ何も始まらないという悲しさ、空しさも描かれています。

各俳優陣がそれぞれいい演技で存在感がありますね。ちょっとモンスター自体はちゃちい感じがしなくもないですが動きとかは独特な臨場感があって、それぞれがそれに立ち向かっていくシーンもなかなか良く撮れていました。

2_c5 娘役のヒョンソの演技には感心させられるし、ぺ・ドゥナはやっぱりいい女優さんだと再確認しました。ソン・ガンホはどんな役をやってもうまい!と思うし、324946view005 パク・ヘイルもこれまで見ていたキャラとは随分違っていました。324946view007 個人的に好きだったのはハラボジ(お爺ちゃん)かな。

ただやっぱり韓国のものって自己犠牲的な事が美徳なのかハリウッド映画のモンスター物ように悪者をやっつけて皆でやった〜〜!って感じではありませんね。最後はとても余韻のある終わり方になっています。

韓国映画でこの手のジャンルは目新しいのでお時間のある方はぜひ劇場で見てください。

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コメント

キャサリンさん、私のところへ来てくださってありがとうございます。
この映画は、観に行くまでどんな映画なのか、期待と不安が入り混じった気分でしたが、始まってしまうと面白くて余計な雑念無くみられてとてもよい作品でした。
怪物以上に怪物の名を借りての社会風刺も面白かったですね。
でもこの英語の題名『The Host』は知りませんでした。 どういう意味だろ?

私の方からもTBさせていただきますね。

投稿: かつ | 2006/09/14 01:10

かつさんこんばんわ。
コメントいただいて嬉しいです。
私も韓国映画でモンスターを扱ったものが今までに無かったのでとても興味がありました。
のっけから怪物が出没すると言うインパクトのあるつくりで最後まで楽しめました。
それぞれのキャストも個性的でよかったです。
「The Host 」についての説明がどこかの映画紹介で書かれてあったと思うのですがごめんなし忘れてしまいました。

またお立ち寄りくださいね~!

投稿: キャサリン | 2006/09/15 21:55

こんばんわ☆キャサリン!
(あ!呼び捨てしちゃった、、、)

これ面白かったですね!ボク結構気に入ってますよ!
それにしてもコンパクトサイズだったグエムルくん!
でも河川敷を走り回る姿は恐ろしかったぁ~♪
ありえそうですもんね!何処かの河に本当に居そう。

怖い映画のつもりが笑いが含まれたことによって、ちょっと脱線しちゃったけど、韓国映画特有の手法ですよね!まぁ、許しちゃおっと!

投稿: あっしゅ | 2007/02/24 00:36

あっしゅさん、アンニョ~ン!
キャサリンでいいですよぉ(笑)
グエムル君確かに意外とコンパクトサイズでしたが河川敷のシーンはそれなりに臨場感がありましたよね~

そう!韓国映画は笑と恐怖や悲しさの中の滑稽さのようにごちゃ混ぜの作法がよく使われますよね。
これって韓国の食文化が「まぜまぜ」の食文化といわれることに関係があるのかしら(笑)
甘くて辛くてすっぱい料理とかよくありますよね。
あははは・・・考えすぎ?

投稿: キャサリン | 2007/02/24 01:57

キャサリンさん、アンニョン♪
あはは、やっぱり同じ感想だぁ~。エンディングがハリウッドではなくてよかった!というのまさに同感でしたぁ~。
いかにも!皆はHAPPYな感じではなく余韻のある最後、私も好きです。
そうそう、結構グエムルちゃちいけど動きは早かったね。あれ人間が入っているのかな?だったら大変そうだよね。
TBしまーす。

投稿: so-so♪。 | 2007/03/01 08:12

SO-SOさんあんにょ~ん!
そう!まさにエンディングは韓国映画らしさが現れていましたね。
グェムルの動きって速いしちょっと爬虫類ぽくって気
味が悪いところがよかったです(笑)
動きはCGじゃないですかぁ?
人が入っていたらそれはそれはきついよね(^_^;)

投稿: キャサリン | 2007/03/01 14:08

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