『青春漫画』
幼なじみのジファンとダルレ。
ジャッキー・チェンに憧れ小学校2年生になるまで乱暴者で喧嘩っ早いジファンには友達がいなかった。そんなジファンに屈託なく喋り掛けてきたダルレ。大学生になった今でも毎日同じ大学に通い毎日同じようにケンカを繰り返し、お互いが家族のような存在である。
でも・・・ダルレに彼氏が出来たとたんに二人の関係が微妙な感じになってきた。
そしてダルレの彼氏ヨンフンの紹介でジファンにもジミンという彼女が出来た。
そうなってくるとお互い何となく面白くない。ますます二人のけんかはエキサイトしてくるものの端から見ればほほえましい痴話げんかのようにしか映らない。そう・・・端から見れば・・・
自分が感じている感情がどういうものか気づいていないのか認めようとしないのか、ますます険悪になる二人を仲直りさせようと一計をもくろむヨンフンとジミン。その甲斐あって幼い頃の純粋な関係に戻る事ができ、お互いの大切さにようやく気づきはじめる二人。
そして、ジファンは子供の頃からのあこがれであるジャッキーチェンに近づこうとスタントの仕事に精を出し実績を伸ばし始め、ダルレも幼い子供の頃からの夢である女優への道を真剣に考え始めていた。二人の努力が実をつけようとしていた矢先にジファンに思わぬ悲劇が起こる・・・・
****************************************
この映画、公開前からサンウの髪型やスッポンポンのモムチャン姿があるとか、キムハヌルとの面白いデュエットが見られるとかの話題で盛り上がっていたのでてっきりラブコメだとばかり思って観ていたのですが、後半からは展開がガラっと変わるんですね。
監督さんもこの映画は『メロドラマだ!』と仰っていましたが(ぴあMOOK Special Book にて) 親子愛、友情、恋愛をベースにコミカルなシーンを入れたって感じですかね。
まず、ジファン父の存在がおもしろいです。定職に着かず根無し草のような生活をずっと続けてはいるがジファンを愛する気持ちは誰よりも大きい。その表現の仕方がどうであれ。
そしてダルレの恋人ヨンフンにもなぜか共感を覚えてしまいます。どんなにダルレが好きでもダルレがジファンと話すたびに、、ケンカをするたびに、世話を焼くたびに嫉妬心とライバル心を燃やすヨンフン。物静かな男が初めて男のかわいさを見せる『靴下』のシーンはなかなかいい演出でした。
イ・サンウは新人さんと言う事ですが長身で爽やかさがあっていいですね〜。ただ、テコンドーのチャンピオンと言う事だったのでもう少し鍛え上げていたらもっとよかったかも。サンウとのツーショットが余りにも違いすぎたので・・・(笑)
そして確かにサンウの美しい肉体美はこの手のタイプが好きな方には頬を『ぽっ』っと赤らめてしまいそうなほどあちこちで見かけることができます。スタントのシーンもなかなか見所がありますが中でもヨンフンと見せる公園での疾走シーンはスピード感があり二人の運動能力の高さを窺い知ることができます。
後半、ジファンの悲劇がそれぞれの人生を正反対のものへと変えてしまいますがダルレの真心(愛情)が第2の人生を方向付け、ありのままの心を『シナリオ』という形で描いていくジファン。ダルレへの変わらない愛情とどんな姿になっても夢を失わずに生きていこうとする姿勢は見ている人の心にも何かを感じさせてくれるような気がします。
難をいえばここだ!って言う盛り上がりに少々欠ける感がることとキム・ハヌルがますます『青木さやか』に似てきているということでしょうかね(笑)
★8月19日(土)よりロードショー
| 固定リンク
「韓国映画(さ行)」カテゴリの記事
- 『最後の贈り物...帰休』(2009.05.26)
- 『宿命』(2008.10.08)
- 『サイボーグでも大丈夫』(2008.04.26)
- 『最強ロマンス』(2008.03.31)
コメント
キャサリンさんこんばんは~。
私も映画見てる間じゅうハヌルちゃんが青木さやかに見えて困りましたよ~(笑)
サンウの体はすごかったですね~!モムチャンというよりマッチョに近くなってきたって感じで、サンウファンにはたまらないでしょうね。
でも映画としては確かに少し盛り上がりに欠けてたかなあ。残念・・・^^;
投稿: スーザン | 2006/07/18 23:08
ピンクデジさん、こんばんわ~
お返事遅くなってすみません。
お元気でしたか?
すっごく面白かったとは言いかねますが
サンウのマッチョな体はなかなかすごい
ですよ。
キム・ハヌルはきれいなんだけど見方に
よっては青木さやかだよね、やっぱり(笑)
スーザンさん、こんばんわ~
見る前に『青木さやか』の話しちゃったか
ら思い込ませちゃったみたいね(笑)
サンウは確かにモムチャンを通り越してま
した。ファンだったら必見よね、あれは。
もうちょっとストーリーにメリハリがある
ともっとよかったんですけどね。
投稿: キャサリン | 2006/07/19 21:31
キャサリンさん♪
こんばんはー☆ 確かキャサリンさんは
特別試写だったんですよね♪
私は今回結構辛口になっちゃいました。
お客さんは沢山入っていてビックリ...
上映館が少なくて今回は新宿(渋谷はなかったので)まで行ってきましたけど、劇場の”入り”はとてもいいのかな!っておもいました。
もう一つなにかポイントがほしかったかな?って...私も思いました。
キャサリンさんの....
キムハヌルさん=青木さやか似に大爆笑!
また、立ち寄りまーす
投稿: じゅん | 2006/08/29 23:37
じゅんさんこんばんわ~
観客動員数は多そうですね、やはり。
結構見所もあってよかったんですがやっぱりちょっとインパクトが弱い感じがしちゃいますね。
キム・ハヌルってきれいなのに何故か青木さやかに似ちゃってるんですよね(笑)
ってことは彼女も顔が小さくなれば美形ってことですね。
またお立ち寄りくださいね~。
投稿: キャサリン | 2006/08/31 22:16