『ラブリーライバル』
ヨ・ミオクは、容姿は清楚だが、性格は最悪の小学校教師。担任の5年生のクラスには、どこか醒めた雰囲気の美少女ミナムがいる。そんな田舎の小学校に独身でハンサムな美術教師クォン・サンチュンが赴任してきた。心奪われたミオクは猛烈アタックを繰り広げるが、そんな彼女の最大のライバルこそが、教え子のミナムだった・・・・
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『僕らの落第先生』のチャン・ギュソン監督の作品。といってもこの映画はここでも紹介しましたがどうも見た方が少ないような気がします。面白くって泣かせるいい映画なんですけどね〜(笑)
映画のところどころにもこの映画に関連したシーンがおりこまれてて観ている方にはニヤッとさせられます。
主演のヨム・ジョンアは『箪笥』や『ビッグ・スウィンドル』のときとは打って変わってコミカルな役どころです。ライバルの教え子を演じるのは『チャングム』でクミョンの子役を演じたイ・セヨン。この子は本当に美人になりますね〜きっと。美術教師とし赴任してくるのがSHINHWAのヘソンや元H・O・Tのカンタと「S」というユニットも組んでいたこともあるイ・ジフンです。あのヨンジュン氏の『四月の雪』のOSTにもこの3人で“息”()という曲で参加してますね。この3月に彼の単独コンサートが横浜であったのですがヘソン君もゲストで来てました。
ヨム・ジョンア演じるミオクは自分に優しく他人に厳しく生徒の気持ちなどまったく顧みない態度におかしくもあり少々嫌悪感を覚えてしまいました。そしてサンチュンに対するミオクの妄想はかなりデフォルメされていて今の言葉だったら「キモおかしい」とでもなるんでしょうか(笑)ずうずうしくて自己中でこの辺のつくりは『落第先生』と作り方がいっしょですね。
サンチュンが赴任する朝、ミナムと接触事故を起こしそうになったことが出会いで何かとミナムに優しくしてくれるのですが、それがいじめの原因になったりするのです。でもサンチュンに一目ぼれしたミオクもそれが気に入らずミナムに厳しくあたる始末。それでますますミナムはサンチュンに近づいていくのですが時折見せるミナムのさびしげな表情に実は隠された真意があったというわけですね。
この辺からこの映画は流れが変わっていく訳ですがここから先はこれから観る方のために語らずにおこうと思います。
前半はちょっと好感の持てる映画じゃないと思ってしまいましたが後半は面白味が増してきます。そしてラストの方は涙のツボに嵌ってしまいました。この流れって本当に女版「落第先生」ですね。監督似せすぎだよ〜って思っていたらラストのラストで「だからか〜」っていうオチがあります。
出来れば『僕らの落第先生』を見た後でこっちを見ていただきたい。
独り言・・・・・イ・ジフンは俳優としては顔が好みじゃない・・・・ハンサムなんだけどさ。
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