『トンケの青い空』
『友へチング』のカク・キョンテク監督が脚本・監督を手がけた作品です。
監督はインタビューの中で『画面の中からカッコいいものを極力排除していった』といってますが、確かにこの映画の中のチョン・ウソンは髪はボサボサ、目には生気がなく顔の表情も少しぼけているし、猫背がちで斜めに歩き、話す言葉にはほんの少しの知性も感じられないようなキャラクターを演じています。
特別でない一般的な日常の生活の中でのおかしさや出来事を描きたかったそうです。
韓国ドラマでも良くあるのですがまったくの他人をいきなり家族同然として家に入れて生活するという設定で一人のスリの常習犯の女の子がトンケの家にやってくるのですが、そのことによりトンケが少しづつ変わってくる過程がなかなか面白いです。トンケの不器用さに苦笑させられます。
トンケの愚鈍さ、純粋さと大切なものを守りたいという誠実さが大きな感動ではありませんがほのぼのとした感覚を味わわせてくれます。
でも、正直映画館で見なくてもレンタルで十分かなって感じですね。
実は前に紹介した『コムタン』の中でもあったんですが韓国の犬食文化はちょっと受け入れがいものですね。トンケの可愛がっている犬『トンケ』を先輩たちが嫌がらせのために食べてしまうシーンはちょっとキツかったです。
ラストの方で拘置所内での格闘シーンがあるのですがチョン・ウソンの白いブリーフが目に眩しいキャサリンでした(笑)
チョルミン父のキム・ガプスは『箪笥』や『回し蹴り』などでも個性的な役をしていますがこの作品でも面白く味のあるいいお父さんを演じています。
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コメント
キャサリンさん、アンニョン♪
やっとトンケのレビューをあげて真っ先に来ちゃいましたぁ。あはは、白いブリーフね。確かに。あの大きめなやつね、まぶしかったわ、私も(笑)
そうそう感動ではないけど、心が温まるのかな?という感じです。ウソンssiファンだけど、私もこれはレンタルでOKだったような(笑)
けど素敵な顔は愚鈍な役でも隠せません!(笑)TBしますね♪
投稿: so-so♪。 | 2006/06/25 00:23
SO-SO♪さんアンニョ~~ン
いろんな役に果敢に挑戦していくって事
はいい事なのでこんなウソン氏もありっ
てことですよね。
あのブリーフは思わず目が点になりまし
たが印象的です(笑)
投稿: キャサリン | 2006/06/28 08:28