『コムタン』
【ストーリー】1919年の正月、スンニョはお金持ちのチョン氏の家に嫁として売られていく。チョン氏の一人息子インソンと 3年後にようやく婚礼式を挙げたスンニョだが、インソンはすぐにソウルへと留学してしまう。歳月が流れ、インソンは友人のジェフンと帰郷するが、スンニョは夫には感じたことのなかった感情をジェフンに抱く…。
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なんか確かに今時のドラマじゃないなって感じ。
スニョンがチョン家にお嫁に行くときに長い道のりなのでその輿について一緒に送ってくれるおじさんの役でまずチョン・ウソンが出てきます。でもそれっきりでその後ちょっと出てくるけど物語のストーリーには殆ど絡みません。
嫁ぎ先の坊ちゃんの成長した姿がシウォン君でスニョンがキム・ヘスです。
この坊ちゃんがダメダメ男でね~。家には寄り付かない女は作る、挙句の果てには愛人との間に子供まで作りソウルで暮らしちゃったりして。シウォン君は身勝手亭主です。
この男が妻の臨月のときに父親の具合が悪くなり家に戻ってくるんですが、父親が亡くなってしばらく家に滞在していると愛人の女優が家まで訪ねてくるんですよ。その女優と妻と3人でひとつの部屋に寝るって言い出すんですね~。その結果妻は子供を死産してしまうんです。それで余計に男は実家に寄り付かなくなるし、姑からは子供が出来ないと諌められるし・・・
それでもこの時代の女は離婚とかもちろん考えないんですよね。まして帰るところもないし・・・強く、黙々と生きるしかないんですね。そんな女をキム・ヘスが演じると憐憫の情よりも凛とした意志の強さを感じます。
この愛人の女優は後に捨てられてスニョンの元に流れ着き、すっかりスニョンに傾倒して一緒に暮らしてしまいます。そこからはスニョンのために文字通り体を張ってスニョンに尽くしてくれます。後に年を取ってからの彼女をジェミンオンマことキム・スミが演じるのですがこの迫力はすごいものがあります。必見です。
時代背景としては日本が朝鮮を植民地にしていたころ、そこから70年近くの年月にわたる話です。家が没落した後愛人の元から戻らない夫に頼るわけにもいかず元女優の彼女と二人で「コムタン」スープ屋を開き自分の人生をも切り開いていくという「明治一代女」のような「細腕繁盛記」のような女のドラマでした。
この後チョン・ウソンは学生革命運動の同士の一人として登場します。
96年・・今から10年前のウソン氏はやっぱりかっこいい青年でした、ハイ☆でも・・・「キム・ヘス、チョン・ウソン、リュ・シウォンによる珠玉のラブストーリー」は誇大広告だなぁ~(ーー;)
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