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『エンジェルスノー』

昨日BS2で放送されたので久しぶりにこの映画を見ました。Angel_01

[製 作 年] 2000年
[原    題] 一日 
[英 語 題] A Day     
[脚    本] シム・ヘウォン, パク・ミヨン
[監    督] ハン・ジスン
[出    演]

イ・ソンジェ    → ソギュン
コ・ソヨン    → ジヌォン

ユン・ソジョン   → ジヌォンの叔母
キム・チャンワン  → チョ博士
ユ・テホ      → チョンギ
ホン・ユジン    → ク看護婦
友情出演
クォン・ヘヒョ  → 玩具売場店員 

【ストーリー】

結婚6年目のジヌォンとソギュンには子どもがいない。血のつながらないおばさんに育てられたジヌォンは、温かい家庭を夢見て、子どもを産みたいと切に願う。しかしその夢をくじくかのように、数度にわたる人工授精の結果も芳しくなかった。「これが最後」と踏み切った2人に、奇跡が起きるが…
********************************

『ゴーストママ』『チム〜あこがれの人〜』と手がけたハン・ジスン監督の作品です。

最初は子供を欲しいと思って躍起になる妻と少し諦めモードに入っている夫との対比が面白く描かれていますが実際夫も諦めている訳じゃなく妻を思うやさしさをイ・ソンジェはとてもうまく表現しています。彼の飛びぬけてハンサムじゃなく一見どこにでもいそうな風貌がこういう普通の人の日常を描いた作品にはとてもリアル感を与えてくれるような気がします。

「不妊治療」という言葉「人工授精」という言葉は苦痛や忍耐、挫折、希望というさまざまな言葉を連想させます。実際子供を持つ身としてジヌォンの痛みは切実に伝わってきました。そして人工授精に成功した時の喜びもまた然りです。そしてそれを喜ぶソギュンそ姿はとても自然でよかったです。静かに喜ぶジヌォンと手放しで喜ぶソギュンがとてもほほえましく思えました。

子供部屋を作るシーンでも目に見えて一生懸命動くジヌォンと子供のような遊び心で「サプライズ」を完成させようとするソギュンとのコントラストが面白く完成を待たずにジヌォンに見つかってしまったときのソギュンは「男は幾つになっても子供」を象徴していましたね。

子供に異常がわかってからの夫婦の葛藤、それぞれの悲しみは我が身に置き換えて考えてしまい胸が痛みました。医者も看護婦も(それを望んでいるわけではないが)夫にまで堕胎を宣告され悩み悲しみぬいたジヌォンの出した結果は『たとえどんな形で生まれてくる子であろうとも今こうしてお腹の中で生きて大きくなっていく以上このまま普通にしていよう』ということでした。この決断をしてからの夫婦の姿はとても素敵ですね。静かに仲良く幸せに時を過ごしその日を迎えようとする姿が。

そして出産、神様は奇跡を起こしてはくれませんでしたが『僕に似て可愛い女の子だ』と笑うソギュンに、一生懸命走って命があるうちに出生届けを出してきてくれるソギュンに感動しました。そして何よりも息も絶え絶えな子供を見守りながらわが子の移植同意書にサインをするといったジヌォンに、この子が生まれてこようとした望みや願いを母親として感じたジヌォンに涙が止まりませんでした。

ラストは見ている人に自由な判断選択をさせてくれるような終わり方でしたね。悲しい題材でしたが生きるということの大切さ夫婦という形の大切さを教えてくれる前向きな映画だったように思えます。

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韓国映画(あ行)」カテゴリの記事

コメント

■キャサリンさん♪ こんにちは!
この映画私は初見だったのですけど... 
結構良かったかな... 最後まで観てジーンとしちゃったです。

イ・ソンジェさん確かに普通っぽく見えるところがすごくうまいのかもですね~☆

新しい話題の映画も勿論いいけど、
こういう名作もいいな!って思ってます。
BS少しやるじゃん!って(笑)
韓国映画もう少し増やしてもいいくらい!

また、立ち寄ります。

投稿: じゅん | 2006/05/17 13:06

じゅんさん、こんにちは~♪コメント、TBありがとうございます。

そうですね。最新の映画もいいですがこのころの韓国映画ってなんとなく好きなんです。『ラストプレゼント』や『8月のクリスマス』と同じ雰囲気がありますね。

でも『デイジー』はやっぱり気になります。どんなイ・ソンジェが見られるのか、公開が楽しみですね。

投稿: キャサリン | 2006/05/18 14:23

キャサリンさん、こんにちは。
これ、「チム~あこがれの人~」と同じ監督の作品なのですね。
結構びっくりです。
わたしもこの作品にはかなり泣かされました・・・
イ・ソンジェssi演じるソギュンの暖かいキャラクター、親近感が持てる人物像でよかったです。
ソンジェssiは「デイジー」も楽しみです ^^

投稿: tamayuraxx | 2006/05/19 20:13

tamayuraxxさん、こんばんわ~!
そう!親近感の持てる暖かさがあって良かったですよね。イ・ソンジェのさりげない演技が光っていました。来週は『デイジー』が公開ですね。私も楽しみです。
またお立ち寄りくださいね。

投稿: キャサリン | 2006/05/19 23:31

キャサリンさん、なぜでしょ。
こちらと『デイジー』にはTB送信できたのですが、『マイ・リトル・ブライド』には、何度送ってもできないんです。。。
なので、こちらにコメントを残しますね!

こんなに泣けた映画は今だかつて無かったです。
子を持つ親としては、涙なくしては観れない作品でした。
このイ・ソンジェ、『デイジー』とは全く違う雰囲気でしたね。

投稿: なぎさ | 2006/05/30 12:20

なぎささんごめんなさい。
このところココログの不具合が多く出ているようでTBできないときがあるようです。
ご迷惑かけてすみませんね。

本当に結婚して普通に子供を設けて育てられると言うことの尊さが身にしみますね。
後半かなり泣かされました。
イ・ソンジェはこんな役がとっても自然でいいですね。

投稿: キャサリン | 2006/05/30 20:41

キャサリンさん、アンニョン♪
やっとたまっていたこの映画を見ました。泣いてしまったぁ。純粋にいい映画だなと思いました、こったつくりではないけど、いろいろ考えさせられる映画ですよね。
イソンジェssiの優しさよかったですね。子供部屋のあたりにはジーンでした。TBしますね!!

投稿: so-so♪。 | 2006/07/06 00:38

SO-SO♪。さん、こんにちは~☆
やはり子供を持つ身としてはこの手の映画には感情移入してしまいます。
イ・ソンジェのさりげない演技がとてもよかったですよね。
原題の『一日』より珍しく邦題の方がいいと思った映画でもあります(笑)

またお立ち寄りくださいね。
  

投稿: キャサリン | 2006/07/07 09:13

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受信: 2006/05/17 13:00

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受信: 2006/05/19 19:38

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分かってました・・・。 きっと泣いてしまうだろう・・・と。 ・・・思っていた以上に、これは泣けた。。。 不妊症の夫婦に、やっと授かった命。 ところが、その胎児に問題が起こる・・・。 たとえ産まれても、一日しか生きられない・・・命。 玩具メーカーの商品開発部に勤務するソギョン(イ・ソンジェ)と、繊維デザイナーのジヌォン(コ・ソヨン)は結婚6年目の夫婦。 二人の最大の悩みは・・・子供に恵まれないこと。 二人は3年前から人工授精に臨んでいました。 それ... [続きを読む]

受信: 2006/05/30 12:15

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