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『純愛譜』

Junaifu[製 作 年] 2000年
[原    題] 純愛普  
[脚    本] イ・ジェヨン
[監    督] イ・ジェヨン

[出    演] 

イ・ジョンジェ   → イ・ウイン
           橘実里  → 彩(あや)/ 朝子
         キム・ミニ   → ミア
         大杉漣    → 彩の父
         余貴美子   → 彩の母
         キム・ヨンチョル  → ジョンワン
         キム・サンミ   → フ・グクチョン
         いしいすぐる  → ゆうすけ 
         粟田麗    → りえ
         松尾政寿 → たかし 
         ダンカン  → 年上のカメラマン
         柳ユーレイ  → 若いカメラマン
      

【ストーリー】

家庭不和や祖母の死が原因で、死に憧れる18歳の予備校生、彩(橘実里)。彼女は、誕生日に日付変更線の上で死のうと決意する。理由は「昨日死んだのか、今日死んだのか分からない」から。そして、飛行機のチケットを購入するためにインターネットの美少女覗き見サイトで「靴を履いた朝子」という名前でバイトを始める。一方、ソウルで退屈な毎日を送っているウイン(イ・ジョンジェ)は町役場の職員。彼は、パン作りの講座で助手をしていたミア(キム・ミニ)に一目惚れするが、自分の気持ちをうまく伝えることができない。そして、インターネットでミアに似た「靴を履いた朝子」を見つけ、彼女にファン・レターを送る。

********************************

イ・ジョンジェの異色作といえばそうなのかもしれないけど、あまりお勧めはできないなぁ、私としては。

オタクというよりもちょびっと変態に近くないですか?はははは・・・

う〜ん、こういうジャンルの映画ってかんぜんに「YES」「NO」が分かれると思うけど私は後者に近い・・・かな。彩の自殺願望もイマイチよく解らないし、イ・ジョンジェもあまりにも煮え切らない。映画館で見たら『金返せ!』って叫ぶと思います。

韓国映画初見の人には絶対薦められないです。

イ・ジョンジェ扮ウインの恋するするミアはこの間見たばかりの『兄嫁は19歳』のスジだったんですね〜。なんか全然感じが違うのではじめは気づきませんでした。残念ながらこの映画で得たものはこの情報ぐらいでした(笑)

誰かこの映画の良さを説明してください。未熟な私には理解不可能です。

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コメント

キャサリンさん♪ こんにちは!
キャサリンさんならもしかして...と思ったのですが...やっぱりですか...
私も理解不能でごじゃりましたぁ...
TBさせていただきますネ...

投稿: じゅん | 2006/05/18 17:56

じゅんさん、こんばんわ!
私にも解りませ~~ん!この映画の意図も良さも。未熟者ですから~(笑)

まぁでも同じ意見の人がいるということは心強いものです、ハイ。

投稿: キャサリン | 2006/05/18 20:05

わたしもこの作品はストーリーがいまいち理解できず・・・

橘実里さんの透明感ある佇まいが印象的でした。
でも、せっかくの日韓合作がこれではちょっともったいないですよね。

いわゆる“韓流”ブーム以前の作品なので、こういうのもあったのか、とわたしは解釈しています。

投稿: tamayuraxx | 2006/05/20 13:56

tamayuraxxさん、おはようございます。
TB,コメントありがとうございました。
橘実里さんの持つ雰囲気はけだるさと純粋さが両棲している不思議な感がありますね。
イ・ジョンジェのオタクぶりもなんかすごいですよね。
まぁ確かに韓流ブームの流れとはまったく異質な作りになっているので私も『こういう作品もあったのね』と思うことにします(笑い)

投稿: キャサリン | 2006/05/21 07:47

キャサリンさんはじめまして! 突然失礼致します。「純愛譜」でググって迷い込みました。私は先日BSではじめて『純愛譜』を見まして、この映画が大好きになってしまったんです。(ちなみに韓国映画にはここ3年くらいはまってまして、最近の日本公開作は大体見ています。)

「誰かこの映画の良さを説明して下さい」とのことなので、ちょっと書かせて下さいね! えっとですね。この映画のいいところはまず、韓国パートを担当したホン・ギョンピョのカメラだと思います。『イルマーレ』とか『ガン&トークス』とかと共通するしっとりと落ち着いた色感が、目にとても心地よいです。この人のカメラは、観客が映画世界に入り込んでしまうような、親密な感じを抱かせてくれる希有なカメラだと思うんですよ。イ・ジョンジェが演ずるウインがキムミニ演ずるミアのものと思しき白い作業着(実際には中年の先生のかもしれないのに!)を手に取って匂いをかぐシーンとか、あほかこいつと突っ込みたくなりますが、日曜日で誰もいない市民教室にウインと一緒に忍び込んでいる密やかな感じをウインと共有できてちょっとどきどきしませんでした? 笑。

日本パートの人物の設定については私もなんじゃそら?と思うことが多かったんですが(彩の母親がスワッピングにはまっているというのはさすがにちょっと突飛に感じました。もう少し詳しい描写がほしかったです)、「なんとなく死にたい」という願望を抱えている日本人の若い子は実際にかなりいるような気がするので、彩が自殺願望を持っている設定についてはなんとか私は許せました。ただ、死に場所として日付変更線の上を選び、そのための旅費稼ぎにエロサイトでバイトをする彩は、前向きなんだか後ろ向きなんだかよくわからないキャラクターで、正直あんまりリアルじゃない気も。しかも友人のりえがシングルマザーになることを選び(?)がんばっている姿を見て「りえは本当にすごい!」と感心するくせに、じゃあその姿を見て自分もがんばって生きようとするんじゃなくて、がんばってバイトをして日付変更線の上で死のうとするのはよくわかりません。ま、ほんとに死ぬ気じゃなかったんでしょうね彼女は。いくらなんでも息を止めて死ねるとは思っていないでしょう。なので、彼女はとにかく誕生日に日付変更線に行くこと自体が目的化していたのかなと思います。そこで何が待っているのかわからないけど、何かに導かれていたんですね。で、その何かとは一体何かというと・・、それはまた後ほど。

日本人が見るとちょっと首をかしげたくなることの多い日本パートですが、韓国パートの描写は本当にリアルで(いや、ウインはちょっとありえない程のおバカでしたが。小指の感覚がないなら早く病院に行け〜! 笑。)、キ・ジュボン演ずるウインの義兄とその娘のエピソードとかもとてもリアルで面白かったです。またあの姪っこがものすごい名演技じゃないですか! ウインの太ももに触るシーンが妙に色っぽくて、何度もリピートして見ちゃいました。「この子はおじちゃんのお人形さんなの?」と、見事に真理をついた質問でウインを当惑させるところか、その自然な演技は末恐ろしいというか今後が楽しみというか。笑。

ウインの同僚が「お前は金持ちの家に生まれていいなあ。オレなんか夜間大学出で・・」とぼやくシーンもなんだか好きです。また彼が口ずさむ歌が、うまいことうまいこと。

という感じで、この映画はそういう様々なディテールがとても楽しい映画だと私は思っていますが、あえてテーマは何かといえば、「縁」ということになるのかな、と思います。ウインは赤毛のミアに心引かれ、でもミアはこれっぽっちも振り向いてくれないのでインターネットの中に慰めを求めた彼が出会うのがASAKOなわけですが、実はASAKOこと彩とは、彼女が修学旅行でソウルに来た時に一緒に写真を撮っていた関係だったり。不思議な縁がこの映画の中には縦横無尽に張り巡らされています。久しぶりに再会した元カノのグッチョンが働くアラスカに行こうとして、ウインは彩とあらためて出会いますしね。

つまり、実はこの世は不思議な縁だらけで、たとえあなたがたった今「なんとなく死にたい」と思っていても、明日、いや、今日にでもそんなあなたと「会えて嬉しい」と思う人と出会えるかもしれない、いや、実はもう出会っているのかもしれない、みたいなことがこの映画の言いたいことなのかなと思います。そんなとても前向きなテーマが実は隠されていると思うんですけど、エンディングもさりげなーい感じで、あんまり感動感動してないところも私の好みだったりします。笑。

そして何より、ウインを演じたイ・ジョンジェと赤毛のミアを演じたキム・ミニのふたりが今現在つきあっているという事実が、この映画の「縁とはとても不思議なもの」ということを実証している気がして、なんだかわくわくしてしまいます。いつかふたりも別れちゃうかもしれないですけどね。でもそれもまた「縁」ですよね。

キャサリンさん、長々すみませんでした。私にとっての『純愛譜』の魅力はこんな感じかなあ。。でも、まだまだ語れそうです。ウインの同僚の妊婦の女性がウインのことを妙に気遣っていて、過去に二人は何かあったのかも、と匂わせてますし、画面に登場しないキャラクター(ウインの両親とか)まで人物設定がしっかりしていて、本当に韓国パートはとてもよくできている映画だと思います。日本パートがねー、それに比べるとどうしても弱いんですよね。でも、「縁とはとても不思議なもの」っていうことを一度でも実感したことがある人ならば誰でもこの映画の世界に親しみを感じることができると思うのですが、いかがでしょうか? 少しでもこの映画へのイメージをよくしていただけるととても嬉しいです。長々と失礼致しました!

投稿: やぶつばき | 2006/06/10 15:28

やぶつばきさん、はじめまして。
いろいろご指南ありがとうございます。
「縁」ですか~。この映画のコンセプトは。
確かにASAKOが修学旅行で撮った写真の中にウインが居たことからも伺えますね。
人との関わりがあまりうまく出来ない二人の日常と接点みたいなものを描いているんでしょうか?

やはり映画にしても小説にしても得て不得手があるからそれぞれ各々が自分の好みのものをチョイスするわけですが、やぶつばきさんのコメントを参考にもう一度見直してみようかと思います。多分不得意な映画ではあるかと思いますがきっと違う感想も持てることと思います。
ありがとうございました。

投稿: キャサリン | 2006/06/10 17:02

キャサリンさんこんにちは〜。先日、書き込みをした後、いろいろまた疑問がわいてきたので3回目くらいの再見をしてみたのですが、キャサリンさんの

> 人との関わりがあまりうまく出来ない二人の日常と
> 接点みたいなものを描いているんでしょうか?

は、まさにその通り!と思いました。

私は自殺願望がある彩の方がウインより心の闇度が高いんだろうと思っていたのですが、彩には一応りえという友人がいて、自分の自殺願望を口にしたりもできているのに対し、一見ひょうひょうとお気楽そうに見えるウインの方が実はどうしようもない孤独を抱えているのかも、と今回再見して思いました。ウインには心のうちを素直に話せる友達がひとりもいなくて、久しぶりに好きになった女の子には(レズビアンのせいか)話しかけてもけんもほろろな扱いをされて。(でもだからって腹いせに身分証明書をポストにそのまま放り込むのは公務員としてはかなりヤバい行為だと思いますが。笑。)

ウインはきっと、どうしようもない孤独を抱えているでしょう。彼の周りに人がまったくいないというわけでもないんですが、彼の周りの人達は、みんな彼が不在だったり寝ている間に置き手紙を残して去って行くんです。母親も、義兄も、元カノも。ウインが身近な人達に心のうちを直接素直に表明することはただの一度もありません。

正直、「積極性」という言葉が辞書にないようなウインがかなり悪いとは思うんですが(あ、ミアには結構積極的でしたけど!)、彼の手元に残される色んな筆跡のメモを見ていると、その一方通行な感じが、彼の孤独をよく表現しているような気がします。

ラスト近く、アラスカに旅立つ前に彼は留守電の機械を買いますよね。自分にメモを残す人はいるんだから、メッセージを残す人もいるかもしれない。でも、その留守電に「そしてお母さん、ありがとうございます。」と真剣に吹き込むのがなんとも切ないです。直接電話すればいいのに、どうして留守電に入れるんでしょうこの男はっ。まったくどこまでも消極的で困ったもんです・・。でも、彼としては、これでもとてもがんばった方なのかもしれません・・。

というわけで、今回はウインの心の闇をとても感じました。

それにしてもこのふたりの恋は始まるんですかね〜? 言葉も通じない上に、二人ともこんな性格じゃふたりの恋の前途は相当多難に思えますが(多分、この映画に否定的な皆さんの最大のポイントは実はそこなんじゃないでしょうか? だって、恋が始まりそうにあんまり思えないんですもの。笑。一応最後に「僕たち(私たち)の物語はこうして始まった」と二人とも言っているので、今後何かは始まるようですが、どうもその「物語」が見えて来ないんですよねー。ふたりでアラスカで不法滞在しながら暮らすのか? 笑〜)、でも、心の底から「会いたい」と思っていた人に会えて本当によかったねウインと、それだけは心から祝福したいラストです。そのことだけでも、彼の人生には希望の灯になるんじゃないでしょうか。彩にとっても。笑〜

投稿: やぶつばき | 2006/06/12 13:49

やぶつばきさん、こんばんわ。
3回も見られたなんてすごい!!
この映画への傾倒ぶりが伺えますね。

>それにしてもこのふたりの恋は始まるんですかね〜? 
う~ん、『僕たちの物語はこうして・・・』ですから恋ばなへと発展していったんでしょうかね~(笑)

あの留守電のエピソードはなかなかいい発想だと感心しました。彼らしいです。

またいろいろご意見お聞かせくださいね。

投稿: キャサリン | 2006/06/14 23:43

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受信: 2006/05/20 13:50

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