『ホテルビーナス』
LOVE PSYCHEDELICOの曲を聴いてたらなんとなくこの映画が見たくなりました。
公開時に映画館で見た時には休日の昼間で3分の2ぐらいの席しか埋まってなかったような気がします。
今密かにマイブームのイ・ジュンギ君の映画デビュー作です。※同年に公開された『バレエ教習所』よりこっちの方が早かったと思います。多分・・・
[制作年]2004年
[原 題]THE HOTEL VENUS ホテルビーナス
[脚 本] 麻生哲朗
[監 督]タカハタ秀太
[主題歌]LOVE PSYCHEDELICO
[出演]
草なぎ剛 → チョナン
中谷美紀 → ワイフ
香川照之 → ドクター
市村正親 → ビーナス
パク・ジョンウ → ガイ
コ・ドヒ → サイ
チョ・ウンジ → ソーダ
イ・ジュンギ → ボウイ
【ストーリー】
ある最果ての街。片足が不自由な謎の老オカマ“ビーナス”がオーナーを務める“ホテル ビーナス”には、ワケありな人々が住んでいた。0号室の屋根裏部屋に住むカフェのウェイター兼ホテルの世話係“チョナン”は、恋人を失った喪失感と後悔のために生きる希望を持てずにいた。1号室には、酒に溺れる元腕利きの医者“ドクター”とホステスで元ヤミの名看護長“ワイフ”。3号室は花屋開業を夢見る娘“ソーダ”、4号室は幼い頃このカフェに置き去りにされ、いつもピストルを携える少年“ボウイ”が住んでいる。そこへある日、流れ者の男と幼い少女がやって来た。心を閉ざし誰ともかかわりを持とうとしない男、ガイ。喋りもせず笑顔も忘れてしまったかのような少女、サイ。この少女とチョナンのかかわりが何時しかホテルビーナスの住人の心を動かしていく・・・
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フジテレビ「チョナンカン」の企画物として日本映画でありながら全編通して韓国語を使い日本語字幕が入るという異例のチャレンジ物であるにも拘らず見終わった後にはどこか感動と心地よい余韻の残る作品です。
映画は全体的にモノクロで前半はセリフとチョナンの語り半々くらいで進んでいきます。淡々としすぎてこのままこんな感じのまま映画が進んでいくんだろうかと不安に思っていたら後半は雑念も無く見入ってしまった。
ウラジオストックで撮影された風景と韓国語、まるでミスマッチだったけど異空間のような感じがまた面白かった。
ヴィーナスカフェの入り口を越えると広がる異次元・・・そんな感じかな。
中盤中弛みがあり実は映画館でどうも一瞬の爆睡をしていたようで初めて見るシーンがあり驚いてしまいましたが・・・(笑)
日本人の俳優達の韓国語は確かにいつも見ている韓ドラや韓国映画に比べると抑揚が少なく感情の起伏が少ないように思えたがそれがまたモノトーンな映像に良くあっていたように思えます。
ヴィーナスの不思議な存在感が心に傷を持ち現世から離れて孤独に生きている住民たちの母親(父親?)的存在としてこの映画の一本の柱となっていたような気がします。
ドクターとワイフの愛は心に染みます。中谷美紀がすっごくきれいで・・・
イ・ジュンギ君演じるボウイはかわいくってまさに私のツボでした(笑)
パリ恋のヤンミ演じるソーダはとっても光ってました
そして何よりもサイ役のコ・ドヒのピュアな演技に心が和みました。
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