『チェオクの剣』 第3話
偽金作りの一味を探るようにユンから使わされていた密偵のチャンガクが毒殺死体となって発見されます。
以前の報告で高級品を買いあさっている一味がいると聞いていたのでチェオクとペク・チュワンは高麗人参売りに扮して調査をはじめます。
ここで盲目の男に扮したソンベクが貧しくて本物の高麗人参を買えない親子のためにチェオク達から一本本物の人参を搾取してその親子に渡します。それに気づいたチェオクは取り戻そうとしますが親を想う息子の心と、貧しくても不正をしてはいけないと子供を諭す母親の心に打たれて5両でその人参を売ってあげるのでした。
それを陰から見ていたソンベクは嬉しそうに、満足そうな微笑を浮かべています。
ソンベクはどう考えても行き別れたチェオクの兄ですよね。でもそんなことが全然解っていなくてもソンベクはチェオクに何かを感じているに違いありません。とっても優しい目で見つめるんですよね。
さて、人参を売っていると知って近づいてきた一味はそれが偽物と知ってチェオクとチュワンを捕らえます。(何故かあのこそ泥たちも一緒なんですね~)そして本物は別の場所に隠してあるとチェオクは嘘ぶきチュワンを放すように言うのでした。
「夜明けまでに本物をもってこい」と言い渡されたチュワンはユンに叱られるのが嫌で自分で一味を捕らえようとします。
兵を集め乗り込もうとしますがチェオクの危機を聴きつけたビョンテクによってユンの知るところとなり捕盗庁をあげてチェオクを救いにいきます。
ユンたちがついた時にはチェオクはすでに難を逃れていたのですがまたいつものように自分勝手な行動に出たチェオクをユンはきつく叱り謹慎を申し渡します。『あなた様のお邪魔になるのは私の本位ではありません』と言って自分の身分証をウォネの手に置いて去っていくチェオク。
あ~~もうここからが切ないのよねぇ!!
ユンが自分を心配している気持ちがわからないわけではないけど、ユンのために何かをする事がチェオクにとっては生きている証だと思っているんですよね、きっと。
チェオクの身分証を持ってチェオクの家を尋ねてきたユン。
自分の辛かった生い立ちを話し、自分は半端な人間だと言い切るユン。
自分こそ半端な人間だというチェオク。
そして『自分は人間らしく無事に暮らしているチェオクの姿をただそばで見守っていたいだけだ』とユンは言います。
これってすごい愛の言葉ですよね~(ドキドキ☆)
この言葉を理解できないチェオクではないと思うけど、茶母であるからこそ人間として生きていける今のチェオクにとってはただユンのそばで何もしないで生きている事は何よりも辛いんじゃないかと思うんです・・・
だから『話が難しくて無知な私には理解できません・・・』なんて言ったんじゃないでしょうか。
『だったらどうする』というユンの問いかけに『出て行くほうが気が楽です・・』と言ってしまうチェオク。
『ここを去れば私との縁もなくなる。私と縁を切るつもりなのか。』と尋ねるユン。
本当はもっともっと自分の感情のままに話せたらユンにとってもどんなに楽かと思うと心が痛みます。
でも従事官と茶母という身分上それ以上は口にはできないんですね。
チェオクにとっても口にできない愛を示すにはユンのために我が身を捨ててでも役に立つ事なんだけどそれがユンを苦しめる事になるのなら・・・・と
『それが貴方様の為になるならば』と言ってしまいます。
『お前が意地を通すのならば私もその方が気がらくだ』とチェオクの家を出て行ってしまうユン。
泣き崩れるチェオク・・・
それぞれの想いがわかるだけに辛いですね・・・
現代劇と違ってストレートに愛を口にしないからこそ胸の奥にジ~ンと来るものがあってますますこのドラマにのめり込んでいく私です。第4話に続く・・
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