『チューブ〜TUBE〜』
【ストーリー】
ある日、韓国の金浦国際空港で政府要人が何者かに狙撃される。ソウル警察のチャン刑事も急いで駆けつけるが、犯人グループには逃げられてしまう。しかしそこでチャン刑事は、一味のリーダーが元国家機密諜報員のギテクだと知る。
彼は政府から追放された挙げ句に家族を皆殺しにされ、国家へのただならぬ復讐に燃えていたのだった。そんなギテクに、かつて政府要人の護衛をしていたチャンは恋人を殺され、彼も左手小指を切断された忘れえぬ過去がある。
そんな時、またしてもギテク一味による事件が発生。それは、ソウルの地下鉄を乗っ取り時限爆弾を仕掛け、乗客全員を人質にとる非情極まりないものだった…。
*********************************
2004年東京ファンタスティック映画祭で上映された作品
「燃ゆる月」のキム・ソックン(劇団ひとり似)と「子猫をお願い」、「ほえる犬はかまない」などで個性的な演技を見せるぺ・ドゥナ、「将軍の息子」で鮮烈なデビューを果たし日本では「愛の群像」でぺ・ヨンジュンの親友を演じたパク・サンミンが出演しています。
韓国の「スピード」といわれている作品ですが内容的にはちょっと違うかな。
結構派手にドンパチがってアクションも「ありえな〜い」的な部分もあるのですがそこそこ楽しめる作品でした。
ぺ・ドゥナの人物設定はちょっと中途半端な感じがしましたがチャン刑事にほのかな思いを抱き彼を見つめるぺ・ドゥナの演技はやっぱり光るものがありますね。
キム・ソックンも攻撃的なアクションとは反対に静かに押さえた感情表現に感動しました。
パク・サンミンも過去の悲しみから復讐に燃える男の悪に徹した姿も迫力ありました。「愛の群像」の時とは全然イメージが変わりますよ。
ソン・ビョンホ演じる統制室長がとても印象的でした。
| 固定リンク
「韓国映画(た行)」カテゴリの記事
- 『カリスマ脱出記』(2008.06.20)
- 『台風太陽』(2007.09.13)
- 『とかげの可愛い嘘』(2007.05.04)
- 『天軍』(2007.03.08)
- 『どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長』(2006.12.28)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
ペ・ドゥナさんはどうも苦手なのですがこの映画ではすんなり見れました。彼のことをかばっているシーンはなかなかでした。
ドジュンは電車の下をくぐっていってうまく入り込めると思っていましたがそのまま引き返すというのは想定外でした。
ドラマの「威風堂々な彼女」の方もペ・ドゥナさんが出ているので見ようかどうか悩んでいます。
投稿: SOPHIL | 2005/11/10 21:40
この映画はスピード感があって結構好きなんです、私は。
ペ・ドゥナ苦手なんですか(笑)
お顔の綺麗なだけの女優さんと違って個性的ですよね。
『威風堂々な彼女』はまだ見てないんですが『ローズマリー』
の彼女はいいですよ。
投稿: キャサリン | 2005/11/11 00:33